気の向くままに

卒寿過ぎた私の日々の行動と昔の思い出の掲載です。北海道日本ハムファイターズのファン~元祖東急セネタース時代から

想い出の中国旅行 その35(2006年10月9日~16日)

2022-03-22 15:18:42 | 旅行

3月22日朝から天気予報のとおり冷たい雨が降っています。その中午前中はタクシーでかかりつけ医で簡単な問診1~2分で済み近くの薬局に行き、帰りは市内に住む娘のマイカーで迎えに来て貰いました。

午後から想い出の中国旅行を編集していますが、お国の要請があるの簡単な床暖房で震えながら作成したいます。

 

訪問先は 杭州~ウルムチ~カシュガル~クチャ~コルラ~ウルムチ~杭州
実施時期  2006年10月9日~16日

 
天山山脈南麓を探訪。今回は15名で中国タクラマカン砂漠の西端のカシュガルをメインに砂漠と天山山脈を見ながら南彊鉄道の列車でクチャ迄9時間。
 
10月9日
ANA929便、約3時間の空の旅で12時40分杭州国際空港に着く。日本からの添乗員無し、入国手続き後、お馴染みの中国スルーガイド陳さんのお出迎え。ウルムチへの国内線乗り継ぎのため、空港内食堂で軽い中華料理の食事をする。旅の安全を祈ってビールで乾杯。アルコール度数は1.8%だった。17時中国南方航空にて蘭州経由ウルムチへ。蘭州に19時45分頃に着き全員一旦機外に出て待合室へ。蘭州を20時15分出発。ウルムチ22時50分着。現地ガイド曹さんのお出迎え。私は9年前にもウルムチに来ているので曹さんとは再会。曹さんは回族の女性ガイド。24時少し前に今日と帰りに泊まる「銀都ホテル」に到着。
 
10月10日
ホテル9時30分出発。午前中は新疆ウイグル自治区博物館を見学。新疆の12の少数民族の服装や風俗の展示と桜蘭から出土された3200年前の「桜蘭の美女」を初め数体のミイラを見る。午後はウイグルの食と風物があふれるバザール二道橋市場へ。黄色い人参など珍しい物を見る。20時30分ウルムチ空港発で22時15分カシュガル空港着。現地ガイドのアクバルさんの出迎えを受け、カシュガルのイギリス領事館だった1番に大きなホテルへ。今明日の晩2泊する。
 
ウルムチ・二道橋市場で 
 
 
 
 ウルムチ市内で
新疆の乾燥果物・左から杏子、イチジク、葡萄
 
10月11日
9時30分ホテル出発。パキスタンに通じる中パ公路で7,000㍍級のパミール山脈が望めるカラクリ湖へ向かう。13時頃カラクリ湖に着く。標高は富士山と同じの3,600㍍。バスから降りた瞬間頭がふらついた。昼食は湖畔のレストラン。この中国の西の果てに私達以外に2組の日本人グループが居た。1時間ほど散策後カシュガルに戻り、ウイグルの民族楽器、陶器、ナイフ、銅製品など作って販売している職人街を散策し、夕食は1頭の子羊の丸焼きの特別料理。

カシュガル・カラクリ湖への街頭で

カシュガル郊外カラクリ湖(標高3600メートル)

7000メートル級のバミール山脈をバックにカラクリ湖にて
 
   カシュガル市内で
 
10月12日
9時30分ホテル出発。緑色のタイルが美しいアバク・ホージャ廟(別名・香妃墓)を見学。墓室には一族72人の棺が安置されている。その後中国最大のモスクの黄色のタイルで飾られた門桜がある建物エイティガール寺院を見学。14時カシュガル発ウルムチ行きの食堂車と荷物車以外は2階建て列車の寝台軟座車に約9時間乗車。時々遠くに見える天山山脈を眺めながら列車の旅。夕食は食堂車で珍しい桑の実酒を飲むがアルコール度数はなんと2%で甘かった。23時12分クチャ駅に着く。現地ガイド宮さんの出迎え。今夜と明晩の宿は、畑や果樹園に囲まれた建物が何棟もある「クチャ飯店」。(クチャは天山山脈の南麓に位置し前漢代のオアシス国家として栄えた所)
 カシュガル・エイティガール寺院で
 
   
 
  
カシュガル・香紀墓                    
カシュガル 色違いの人参
 
 
 
 
カシュガル駅ウルムチ行列車の前で  
   
 
          車中から見た天山山脈?雲かも
沈む夕陽(途中の停車駅で)
 
10月13日
9時30分ホテル出発。キジル千仏洞へ向かう。途中に塩水渓谷(天山山脈の雪解け水に高濃度な塩分が含まれ、雪解け時期以外は水が蒸発し塩が残り河床が白くなっている)を見る。また、周囲の岩も風化浸食し色々な動物の形に見え、それを見ながらキジル千仏洞に着く。7~8世紀に明屋達格山の岸壁に築かれた石窟300窟以上あると言われている。見学出来るのは数窟で、カメラ、ビデオは事前に預けて窟内の壁画を見る。壁画は仏教故事や音楽舞踊などが描かれていた。日本語の話せる専門ガイド(若い女性)の説明を受けたが、壁画は宗教戦争で破壊が進んだとのこと。午後は途中から砂と瓦礫のようなガタガタ路を走り、渓谷の岸壁や山上に、晋代から唐代にかけて造られた石窟群のあるクズルガハ千仏洞へ。千仏洞がある崖は大部分が崩れている中にも石窟があり、キジル千仏洞と同様壁画を見る。そして近くにある土で造った高さ13㍍のクズルガハ燈火台を見る。夕食後、有志で有名な亀茲歌舞団を観劇に行く。
クチャ・キジル千仏洞で
  日干し煉瓦を16米積み上げたクズルガハ燈火台

 クチャ・クズリガハ千仏洞                  
 
10月14日
9時30分ホテル出発。スバシ古城へ。唐の時代にクチャでは最大の寺院であったが今は土の中に崩れてはいるが寺院跡、石窟、仏塔がある。今日は近くで地下資源の散策があるためバスは追い出されるようにクチャ市内に戻る。ウルムチへ飛行機に乗るためコルラへ5時間のバス移動。途中、車窓から綿花の畑、紅葉した胡楊を見ながらコルラ空港へ。空港は新空港建設中とのことで建物は普通の民家の様。入り口に靴磨きの女性がいて白くなった靴を磨いて貰う2元(約300円)だった。18時30分、70人乗りのプロペラ機で天山山脈を眺めつつウルムチへ。

クチャ・スバシ仏寺遺跡で

 
コルラに向かう途中綿花を積んだ荷車  
 
 コルラ空港
機内から見た天山山脈
10月15日
8時30分ホテル発、10時25分ウルムチ発、蘭州経由で杭州へ16時に着く。地元、陳さんのガイドで夕陽が沈む西湖へ。そして今回初めての紹興酒を本格的に飲む。今夜の宿は「黄龍飯店」。
杭州・夕焼けの西湖
10月16日
9時15分ホテル発、龍井茶畑に出来た浙江友誼商店で最後のショッピング。往路利用した杭州空港内の食堂で早めの昼食を摂り、13時40分発ANA930便で17時45分無事成田に着く。
今回の旅は、乗り物は寸分の遅れも無く順調でしたが、中国でも一番西の奥の果ての旅であったので移動の乗り物に4日、見学に4日、中国の
広さを大きく痛感した旅でした。

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