江戸川教育文化センター

「教育」を中心に社会・政治・文化等の問題を研究実践するとともに、センター内外の人々と広く自由に交流するひろば

都教委に嫌われた「不合格論文」 -都教委を告発する①―

2020-07-12 | 随想
課題「あなたが授業をする際に心がけていること(または心がけていきたいこと)について、400字程度で記入してください。」

若い頃、「楽しいだけが授業ではない」と先輩から指導されたことがあった。たしかに授業力の乏しい私だったが、少なくとも子どもたちは「楽しい」状態だったに違いない。これを糧として行き着いたテーマが「楽しくなければ授業ではない」というものだった。
 しかし、「楽しい授業」って案外難しい。課題と離れて漫談ばかりしているわけにはいかないし、子どもたちが自分で考えるように仕組んでいこうとすると、つい強引さが出てくる。授業には一定のパターン化が教師にも子どもにも必要だが、それは学びの先を見通すためにあり、学びを枠に閉じ込めるのとは異なる。
 「楽しさ」って、子どもたちが目当てを達成した時やそのプロセスで友だちや教師と話題を共有したり話のやりとりをする中で得られることが多い。まさに授業という集団の中でこそ得られるものだ。そんな学びの集団を組織することが私の授業に立ち向かう姿勢である。 


上記の文章は東京都教育委員会の人事部職員課に、「東京都公立学校時間講師採用候補者選考」の際に提出した課題論文である。
これも含めて当局が「総合的に勘案」した結果、私は「不合格」とされた。

募集要項によると、選考方法は「受験申込書、選考シート等を総合的に勘案して選考します」と書かれている。
尚、年齢は問わないことになっている。

素直に読めば「選考シート(課題論文)」が唯一の決め手としか思えない。
面接試験を行ったわけでもないので、私という人物の人となりは不明だろうから、この400字程度の小論文以外に判断のしようがないはずだ。

現役教員生活を全うし、そこそこ自分でも納得できる仕事をしてきたつもりなので、この種の論文は単なる形式の域を出ないものと考えていた。
そこで、課題を見てふと頭に浮かんだことを書いたまでだ。
今、あらためて読み返すと、もっと分かり易く表現した方が良い部分はあるが、その時点ではそういうことはあまり考えなかった。

私的には期限も迫っていたので、深く推敲することもなく数分で書き上げ(手書きだったのでスマホで写真に収めた)、他の書類とともに封書に入れて簡易書留で郵送した。

一か月程度で選考結果の通知が届くはずなのに、二か月程してようやく届いたのが「不合格」通知だった。
そこには、「なお、選考結果についてのお問い合わせには、お答えすることができませんのでご了承ください。」と書かれていた。
東京都教育員会教育長 藤田裕司(職印)という権威をもって、受験者の私に「不合格」という烙印を押したのである。

私が受験したのが3月中旬、不合格通知が届いたのが6月初旬(6月1日付文書)である。
この件に関して、当センターのブログ上には何らの情報も載せてこなかったが、通知後1ヶ月以上が過ぎ心の整理も付いたので、これを機に都教委の実態に切り込んでいくことにした。

尚、今までの慣例にしたがい現段階ではペンネームで追及するものである。


<都教委を絶対許さない!>

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