毎週水曜日はほとんどの劇場がサービスデイなので、
映画を観るのはこの日にしています。
昨日は「インストール」に行って来ました。
だけど、一週間おきっていうのは、
前に観た作品の印象が残ってしまうものですね。
オールド・ボーイがすごすぎたせいか、正直「ううん？」な感じでした。ちょっと物足りない感じは否めません。
上戸彩演じる主人公の「野沢さん」は、
何が理由かはいまいちよく分からないんだけど、他のみんなと同ように高校に通うことを突然ボイコットしてしまいます。で、偶然であった小学生「青木くん」の家で、エロチャット嬢としてバイトをはじめるわけですが。
ピンポイントになるんですけど、
この「日常生活のボイコット」というシチュエーションはとっても素敵だと思いました。
というか、わたし自身今何も仕事もせずぷらぷらしているので、普通の人よりその部分に共鳴してしまったのかもしれませんが。
すいません、この先ちょっとだけネタばれ。原作発売は随分前だから許してください。
最終的に「何にも変わらないけど」といって、今までの日常に戻っていくところが何となく好きです。
放棄したはずのところに何か違うものを発見して、納得して戻っていくって、いいと思いませんか。
ポジティブになれるのであれば、
一見無駄に見えるようなことであろうと人から首を傾げられるようなことであっても、
誰かに迷惑をかけない範囲であれば有りだと思うんです。
ええと、何かズレました。感想に戻ります。
チャットの場面や、野沢さんの頭の中のイメージを具現化したような映像が面白かったし、
小島聖と菊川怜が濃いセクシーキャラを演じているんですけど、わたし、ああいうタイプの女の人って何故か好みです。
能天気で愉快でお気楽であるというところは期待通りの作品でした。
