もう10年近くぶりに
たむらしげるさんの『ファンタスマゴリア デイズ 1』を読みました。
映像作品を劇場で観て、それからファンになり、すぐに買い求めたのが
この本と『銀河の魚』。
ブロードキャスターの挿入映像に使われていたり
シチュウのCMに登場したり
雑誌の表紙になったりしている
あの舟を漕ぐおじいさんとロボットが登場します。
すっかり有名になってしまったけど
わたしの中では、繊細で丁寧につくられたあたたかい映像作品の印象が一番強い。
すっかり内容を忘れてしまっていたので
久しぶりの読んで、とても新鮮な感動を覚えました。
コミックというより、まったく、絵本。
月に住む老人とロボットが
宇宙のいろいろな星を訪ねるお話です。
ビルの形をした人や、空をおよぐ魚、星を食べるバクなど
世界がとても楽しい。
装幀や配色がさらに作品を際立てています。
2巻が欲しくなってしまってアマゾンで検索したところ
定価本体より割高なユーズド価格が付いてしまっています。
新品、なくならないうちに早く買わなければ。