「オールド・ボーイ」、観ました。
韓流というと冬ソナを連想してしまうこともあってか、
最近の韓国ブームにはいまいち「?」な私だったのですけれど。
別のを観ようと思ってたんですが、映画館に出かけたところ、
オールド・ボーイのポスターに「今週金曜日まで」の文字。
前職場の同僚K女史(何故かよく出てくるなぁ)のお墨付きの作品だったので、
こっちを先に観ておくことにしました。
韓国映画ねえ、などと思いながら見始めたのですが、度肝を抜かれました。
すごいパワーに圧倒されっぱなしでした。
分類で言うと、サスペンスホラーみたいなのに入るのかな。
ごくありふれた男が、わけも分からないまま15年間監禁されるというところから始まります。
その15年間で、男の顔がどんどん変わる。
だらりとしていた表情が、同一人物とは思えないほど精悍に。格闘シーンも絡みも生々しい。
K女史が「俳優の演技が素晴らしい。あそこまでのものは日本では目にすることができない」と表現していたのですが、観ているうちにそれはとても納得できました。
アジア映画というと、ストーリーが難解なものが多いイメージだったんですけど、
これはまったくそういうことないですし。
割と痛々しいシーンが多かったんですけど、
普段そういうものが不得意なわたしでも受け入れられました。
観ながら顔はゆがんでしまいましたけど。
見終わった後、まるで頭を殴られたかのようにぼうっとしてしまいました。
かなり良かったです。
*ヴィタールと同じく、渋谷のアミューズCQNで観たんですけど、
余韻に放心しながら館内を歩いていたら、前の同僚Nさんとばったり会ってしまいました。
東京ってほんとに狭いなぁ。おかげで現実に戻って来れました。