近年微妙に魔女っぽくなってきた母
なんだか魔女っぽくビールも大好物♪1日350ミリリットルを少なくとも3本は毎日飲む♪そしてアイスクリームのスティックは毎日5,6本だ!アルコール中毒ではないけれど、アイスクリーム中毒かもしれない。以前お店で母と友人との飲み会があった時、調子にのって少し飲み過ぎた母が、店の前で足を滑らせて転倒、どこかに頭を激しく打って意識を失った。慌てふためき救急車に来ていただいたところ、なんと救急隊員の方は、当店の古くからのお馴染みさん、好きなことをポンポンと言い合える男前のTちゃんだった。打ち所が悪かったらどうしよう、おろおろドキドキしながら救急車に乗り込んで、病院に運ばれて行く途中、Tちゃんと並んで心配げに母を覗き込んでいるとスウーッと母の両腕がTちゃんの顔の方向に向かってゆく。そして一言「ハンサムやねぇ~~♪」にっこり笑っている。なんという意識の戻り方。これにはTちゃんもしばし驚いて苦笑していた。母からTちゃんへの感謝の気持ちかもしれないけれど、あとで聞いてみると何にも覚えていなかった。病院で検査をしていただいた結果も、頭には全く異常はなく、骨密度も良く、きわめて良好とのこと。頭には大きなタンコブと目のまわりにアザができたけれど、痛いとも言わず、何事もなかったかのよう。メガネで傷ついた鼻のケガもみるみる治って、再生細胞が活発なのか、傷跡も残っていない。Tちゃんからもっと注意せなあかんって叱られたけど、Tちゃんいつも叱ってくれて有り難う。感謝しています。だけど、お母さん、なんか不思議!
つくづく魔女っぽく遠くを見つめる母
どこか魔女っぽく目をつむってしまった。ひょっとしてこの杖で飛んでるう??帽子にも何か有りそう。
女学生の頃の母。第2次世界大戦時の神戸空襲ですべてが焼失。写真もほとんど残っていない。私のおじいちゃんはイギリス系のカナダの人なので、お母さんは半分イギリス系のカナダの人。女学生の頃は9人制のバレーボールの選手。黒色ちょうちんブルマでブンブンスパイクして、兵庫県代表となり明治神宮の大会にも出場したそうだけど、中村高女(?)に負けたらしい。ほとんど歴史のお話だ。そこで私のおばあちゃんが小さい頃に子守唄みたいに話してくれていたことなんだけど「おじいちゃんのおばあちゃんのずうっと昔のおばあちゃんは白い魔女、白魔女やったんよ」「白魔女って何?」「お花がしおれてたらどうするん?」「お水あげる」「ワンチャンが痛い痛いしてたらどうする?」「なでなでする」「白魔女はそういうこともするんやけど、そのチカラがね、普通よりもちょっと強くて大きいいんよ」事実であるならば、わたしたち親子は、白魔女の遠き末裔であるということなのだろうか。それともおとぎ話の延長なのか、夢なのか、今ではもう確かめようもなく、定かではないけれど、加速度をつけて浮世離れをして行く母を見つめていると、白魔女のイメージと母がうまい具合に重なって、赤い杖にまたがった母が、山野をかけめぐり、気持ち良さそうにスイスイと空を飛びはじめる。灯台もと暗し。なんとも摩訶不思議な母上なり。
お母様に大きなけががなく、よかったです。
Tさんもとても素敵な方のように思います。
わたしもTさんに、感謝・・・。
人と人のつながりのあたたかさはいいですね。
わたしも、
大切な人の杖になりたい。
願ってなりません。