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日々探訪日記

昨日より今日、今日より明日、更にその先が好日であるために

生垣の茶の木の白い花

2008年10月10日 | 散歩道

ツバキ・ササンカ・モクセイ・サカキ・チャの木等々は夏の高温多雨であるモンスーン帯に茂る照葉樹林(常緑樹)の木々です。

その中の茶の木が農地と道路を分ける生垣として利用されていましたがその生垣の茶の木が、野趣に富んだ白い花を下に向けて咲いてました。

地味で目立たない、本来観賞用の花では有りませんし、葉っぱの陰に隠れてしまっているためもあって、気付かずに通り過ぎてしまい易いですが、良く見ると白椿に似て、それを少し小さくしたような花です。生垣に利用すると枝と葉同士が密に生えますから目隠しにもなって良いですよ。白い可憐な花も咲きますしね。

椿よりも小さいけれど丸い実も似ています。蕾がたくさん有りましたから、これから11月頃までは咲いているはずです。

ずっと昔、6年ほど仕事関係で静岡で生活していた時に、大井川中流域のお茶の産地で、このお茶の花を始めて見ました。それ以来、このチャの木の花はあまり見ることがありませんでしたが。・・・久しぶりに見た花ですが可憐で清楚・・・そんな感じがします。

 

↑ お茶の木の花 ↓

実際の花の大きさはもっと小さく、上の上の写真ぐらい

 

 

 


ソバの花が咲いて今日は「寒露」

2008年10月08日 | 散歩道

空には”にょろにょろ”って感じの積乱雲が東の空にありましたが、透き通るような高い空でした。日中はまだ暑いと感じましたが、今日は暦の上で24節気のひとつ「寒露」です。冷たい露となって秋が一層深まって行くという意味でしょう。野原に咲く花を見るとすっかり秋景色です。

 

ソバ畑のソバに花が咲いて、一面に野趣に富んだ白色の花を付けてました。花の周りには蝶々が、それと小さな蜂も飛んでいて、のどかな田園風景だなと感じます。

名古屋市内でも狭い面積だけれども育てている。・・・・・ソバと言うと、どこか高原的な響きがあったので、少々びっくり。・・・・・風に揺れてました。 

↑ ソバの花 ↓

 

 

 

 

 


散歩道のヒョウモン蝶

2008年09月16日 | 散歩道

下の写真はもう、あれこれ2ヶ月ほど前の散歩をしていた時に遭遇した蝶々の群れの中の2匹です。見慣れない蝶々で名前も知らない。

更地になって、「売り地」の看板がかかっている元住宅の敷地に、草が茂らないように砂利を撒いてはあってそれでも、ニョキニョキって感じで僅かではあるが草が生えだして草地化し、ヤブガラシの花が咲き出した所に舞い降りたりして止まっていた。それを写真に撮った↓ 

家に戻りインターネットを通して調べると以外と簡単に名前が解り「ヒョウモン」という名の豹の文様に似ているのでつけられた名前の蝶で、近似種も多いらしい。

ただ、メスの蝶の文様の特徴から「ツマグロヒョウモン」ではなかろうかと思われたが、実際、図鑑なんかで調べても、大きさとか、重さとかで、これだ!間違いない!と云うとこまでは解らない・・・というか、自信が持てない。それで写真を貯め置いていた。

 ヒョウモン

 

最近、岐阜に用事があって、そのついでに、昆虫の標本が多くある「名和昆虫博物館↑」に立ち寄って確認してみた。

標本も色が褪せていたりして、正確には解らないとこがあるが羽根の端部に黒色の文様があるので、ほぼ「ツマグロヒョウモン」でよかろう。

事のついでに↓を調べてみた。

秋の虫の音の代表であるスズムシや、マツムシ、クツワムシ、コオロギも標本を見たが・・・以外と気持ち悪い。特にスズムシの二本のひげ。ゴキブリの動きと一緒だわ。

良くテレビなんかで見る鈴虫は思っていたよりも以外と小さい。これがあのリーンリーンと鳴く正体かと思うとやはり闇の中から聞こえる虫の音が良いですね。

 

 

 


萩の花と葛の花

2008年09月15日 | 散歩道

山上臣憶良、秋の野の花を詠める歌二首

1537「秋の野に、咲きたる花を、指折りて、かき数ふれば、七種の花」

1538「萩の花、尾花・葛花、なでしこの花、をみなへし、又藤袴、朝顔の花」

上の歌は『万葉集』八巻に記載されている秋の七草をモチーフにした歌ですが、直接的に感じる印象は、「この時代(山上憶良の生きた7~8世紀)の日本の原野の風景は本当に地味な色彩だった」と思われる。

その中にあっても特に人気だったのは「萩の花」だったようです。万葉集の中でも最も多く詠われているとか・・・・・。

今年も萩の花が咲き出したよ。って聞いたので「萩の寺」で知られる円光寺(稲沢市)見に行ってきました。咲き初めでした。

境内は萩を中心として、代々の住職がきれいな庭園を作られて、手入れもきちんとされている気持ち良い感じの庭園です。

この萩の周りを沢山のキチョウ(或いはモンキチョウ?)が飛び舞っていましたが動きが早く、中々写真には納まらない。カメラのピントを合わせるAF機能に時間がかかって、結局このキレイだった萩の花と良く合うキチョウの組み合わせ写真は ペケ!(断念)

 

近くには矢合観音があって、この近辺は昔からお年寄りの人気のスポットのようです。小さな門前町(店)があって、その一角の花屋さんで、来年用にアマリリスとヒヤシンスの球根を買った。

 

で、秋の野を(上の)山上憶良の真似とばかりに、周辺の野辺を感じさせる小道をちょっと歩いてみた。

空気が乾いていたので歩くのも左程の苦痛ではない。そしたら、葛が一面繁茂しているところがあって、葛の花の盛期でちょっとばかり怪しげな、危険な感じのするように咲いていました。・・・・これが秋の七草?触りたくない形と色彩です。

もともと、葛の繁殖力・生命力は気持ち悪いぐらいに盛んで、ちょっと怖くてこの草の繁茂する中には足を入れられない。一番手前の花を写真に撮りました。

 

この葛の根で作られた「葛根湯」は毎年、冬の風邪が引きそうな時、飲んでます。

お世話になっている蔓性の花です。 

 

日本の原野に今でも咲いているのは秋の七草のうち、この葛花とススキぐらいでしょうか?後はもう園芸品種。花屋さんで売っている。(ススキも月見用に生花店で見たけ)

 

 


散歩道を彩る花々ー4(ツユクサ)

2008年07月22日 | 散歩道

道端や更地になった場所に最初に根をはって夏、小さな花を咲かせます。散歩をしていても知らないで通り過ぎてしまうか、踏みつけても気付きもせず、そのままに立ち去ってしまう。・・・そんな雑草と言ってもいい程の草花です。昼を過ぎると(3時ごろから)花を閉じる日中花です。

2枚の青色の花びらと1枚の白色の半透明な花びら。4本の黄色のオシベと2本の長いオシベ合せて6本のオシベ。それと真ん中にメシベがある。

このツユクサの「青」・・・・日本の荒地に咲く花の中では最高に美しい青。そんな感じを受けている人が多いようです。この写真は少々、青が薄いようだが・・・

ベニバナの赤とツユクサの青、これを混じり合わせて「紫」を作り出す。歌麿の描く浮世絵の数々がこの「紫」の色彩が使われているとか・・・ただね。残念なことに退色が甚だしくて今では染料・絵具として使われていない。

この時期、目立たなくとも逞しく咲く日本の花です。

↑ ツユクサ 

 

 

 

 

 

 


散歩道を彩る花々ー3(タイサンボクとノウゼンカズラ)

2008年06月23日 | 散歩道

数日前のうす曇の日に近くにある天台宗のお寺にある睡蓮が咲く池の周囲に植えられているタイサンボクの花が今年も清楚な姿で咲いていました。

この花は大きく、その色は純白ですが木も結構大きく花を見るには目線がどうしても高くなり、見過ごしてしまいがちです。

この梅雨時のはじめの6月に咲く花です。

昔・・・記憶の中では木造の校舎だった小学校の校庭に咲いていました。その下に二宮金次郎の薪を背負って読書しながら歩く、お馴染みの石造がありましたっけ!

それが、今では跡形も無く撤去され、時代を映して様変わりですが、このタイサンボクの花は懐かしく感じる花です。

ノウゼンカズラの花も咲き出しました。暑い暑つ~い夏がもうすぐ、やってくるよと、予告する花ですね。蔓性の花で夕時には、花の姿のまま落花していますが次から次へとどんどん咲きます。

 

↑タイサンボク & ノウゼンカズラ↓ 

 

うす曇の日の午後の散歩でした。

 

 


散歩道2題

2008年06月11日 | 散歩道

今年の梅雨時は、例年になく雨が多い(あたりまえか?) ^^;と言う感じを受けるのですが実際はどうなんでしょうかね? 

そんな雨の止んだうす曇の空の下、ちょっと散歩に出かけた。・・・・

最近、「庭造り」とは余り云わなくて・・・・ガーデニングっていうようですね。庭の作り方もひと昔とは違う。色彩豊かな多種多様な花々を中心にして鉢に植えられた花や花壇に植えて楽しむ・・・そんな傾向が多いですね。

家から駅(地下鉄)に行く途中の家々もそんな庭のある家が多いです。

さて、そんなガーデニングの素材にラベンダーがありますが、今の時期に花が咲き良い香りを放っています。・・・が、蜂も結構好きな花のようです。特にクマンバチが・・・

藤の花や、ニセアカシヤの花にも良く見かけますが、草花ではこのラベンダーとアザミの花が好きなようです。アザミもラベンダーも元々は草原性の植物です。

特にアザミは。野にあって咲く姿が一番キレイですね。っていうか、生花店では売っているのはみかけません。

以前、もうずっと昔に聞いた(多分読んだ?)のだけれど、人が死んだ時などに花を供えますが一番最初に(人類が)花を手向けたのは誰?で、その時手向けた花は何の花で?、それは何時のこと?・・・

1万年程の前の事で、メソポタミヤの草原の地に埋葬したと思われるところから「アザミ」の花粉の化石が発掘され、これが人類最古の死者に手向けられた花であろう?。って聞いたことがあります。(記憶違いがあるかも知れない)

そんな風にアザミの花を見ると一段とキレイに見えてきます。

散歩の途中で見た↑ラベンダー&↓アザミ 

 

 

 


栗の花

2008年06月05日 | 散歩道

家の近くの栗林の栗が花を付けて咲いていた。といっても栗の花は花穂の形で咲きます。形はドングリの木に咲くものと変わりません。

実と同じように、栗の花穂は大きい。

栗>クヌギ>コナラの順です。花穂の大きさは実の大きさに比例しますね。真っ白くてふんわりとして良く目立ちます。

この花も7月中旬にはもう立派な毬栗になります。とても成長が早くてびっくりします。花穂の状態から今年はたくさんの実を付ける予感がします。

栗は縄文時代に既に栽培(例えば青森の三内丸山遺跡)されていたようです。昔から今に到るまで命をつないで来た大切な食料です。・・・雨降る窓を眺めながら、そんなことを考えた。

栗の花穂、 これが1ヵ月後には↓のようになる

↑ 2007年7月11日の栗の実

 

 


散歩道三題

2008年05月28日 | 散歩道

一年の中で最も新緑の美しい5月も、もう少しで終わろうとする昨今、目に見える風景は一段と緑色の濃さを加えて、日々、気温も高くなってきています。木陰を歩くのが気持ちよくなりますね。

今日もブラブラと近くを散歩。血行が良くなるせいか多少、頭の回転も良くなるような気もしますが体のあちこちの関節には確実に良いですね。

 

・・・・・北側の半日陰になっている歩道のコンクリートが切れて砂地になった場所に以前から生えているコケに鮮やかな黄緑色の新芽が出て生育範囲を拡大してます。↓(接写モードで撮ってみました) コケ類は地覆植物の中でもとりわけ、日本的な植物です。それが頷ける綺麗さでした。

 

 

バラの花も5月と共にその盛りの季節を終えます。つる性のバラが好きなんですが最近はこのつる性のバラで生垣を作る家は本当に少なくなりました。バラも観賞用に特化して大型化しています。 

バラは挿し木でどんどん増えていくし育てやすい花です。

 

 

季節が移りバラの花から、アジサイの花へ。

今はアジサイの蕾が付きだしました。で、最初の色は「白」七色に咲くと言いますから次は青でしょうかね?

 

 

このアジサイ、4~5年前にブームを巻起こした『世界の中心で愛をさけぶ』片山恭一著で「果たされなかった約束」のモチーフとして語られていました。

「このアジサイ大好き」とうっとりと言った記憶の中の初恋の少女。対して「そんなに珍しい花でもないでしょう」という祖父の墓参りを済ませた後の婚約者。

・・・どんなに大切と思っていた記憶も時間と共にやがては薄れてはっきりしなくなってきた目・鼻・口元、記憶として残っているのは、・・・・・輪郭

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最近、なんか・・・季節が早くなってきてませんか?・・・

いつもの様にデジカメを散歩の共にしてポチッと写してみました。

 

 


鶴舞公園のバラ

2008年05月15日 | 散歩道
5月の空の下、鶴舞公園のバラがキレイに咲いていましたよ。

↓はその時に見たバラの「写真集」になっています。ご覧ください。





ここ最近、カメラを持った女性写真愛好者が増えていますね。この鶴舞公園にも素材が「バラ」ということもあってか?あちこちに女性カメラマン?が散見されました。