今年も、わずかに残すのみの日々となってしまい、写真整理をしていたら↓の写真が出てきたので張っておく。
今年6月の第2土曜日午後の荒子観音(名古屋市中川区)です。円空仏の定例の公開日です。写真は仁王門正面で、左右それぞれに円空仏最大の二体の仁王像が安置されています。・・・この仁王像は大きさゆえに、円空一人では手に負えない仏像だったと思われます。
写真左の建物は多宝塔。ここから木っ端仏の円空仏が発見されたとか。この多宝塔の左側に庫裏があって、円空仏はこの庫裏の一角に安置されていて、拝観出来ます。以前は写真撮影が可能でしたが、この日にはしっかりと写真撮影禁止の表示がされていました。最近はこの「撮影禁止」が多いんですよね。
この円空仏は「宗教か?」それとも「芸術か?」・・・・・
もう、芸術品としてしっかり展示した方が良いのではと思えるのだが。宗教とも言えず、じゃ芸術か?とも言えない、どこかそこらあたりが中途半端だと思われる展示の仕方だね。名古屋市内にある円空仏を一同にして、今みたいに「見せてやる~」の姿勢から脱却して、名古屋市美術館(OR博物館)で常設展示してくれないか、と思う。
↑荒子観音仁王門