甘い人間

本★ときどき★パン

“芸術界最高学府”へ潜入した大ヒットノンフィクション 遂に漫画化!

2020-04-27 11:22:00 | 読書


最後の秘境 東京藝大 天才たちのカオスな日常

まだ、第2話までですが、書籍で読んだ人・・自分・・にも、
まだ読んでないよ、知らないよという人にもおすすめです。

強烈キャラの著者妻藝大生、最高!!

流星シネマ 吉田篤弘

2020-04-24 11:04:59 | NetGalley



音楽だ!200ページ辺りで気づいた。
ずっと“音”のことが書いてあったのに、
〈流星新聞〉に気を取られていて気づくのが遅れた。
同じことは物語でも。〈川はまだ流れているのですね〉。
暗渠となった川に水の存在を認めたとき、過去と今がつながる。

鯨は再びやって来るかもしれない。音楽に導かれて。

中学生の夏、舟で川を下って海に出ようとした僕とゴー君とアキヤマ君の三人。
「人生の季節は冬に向かっているけれど、
何度でも再生し、何度でもやり直せる。」


見えないもの、
聴こえないものを
大切に紡いできた、
優しい物語の名手による
待望の長編小説。

都会のへりの窪んだところにあるガケ下の町。
僕はその町で、〈流星新聞〉を発行するアルフレッドの手伝いをしている。
深夜営業の〈オキナワ・ステーキ〉を営むゴー君、
メアリー・ポピンズをこよなく愛するミユキさん、
「ねむりうた」の歌い手にしてピアノ弾きのバジ君、
ロシアン・コーヒーとカレーが名物の喫茶店〈バイカル〉を営む椋本さん、
ガケ上の洋館で、〈ひともしどき〉という名の詩集屋を営むカナさん――。

個性的で魅力的な人々が織りなす、静かであたたかな物語。





















































































出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784758413497
本体価格



内容紹介


人生の季節は冬に向かっているけれど、

何度でも再生し、何度でもやり直せる。



見えないもの、

聴こえないものを

大切に紡いできた、

優しい物語の名手による

待望の長編小説。



都会のへりの窪んだところにあるガケ下の町。

僕はその町で、〈流星新聞〉を発行するアルフレッドの手伝いをしている。

深夜営業の〈オキナワ・ステーキ〉を営むゴー君、

メアリー・ポピンズをこよなく愛するミユキさん、

「ねむりうた」の歌い手にしてピアノ弾きのバジ君、

ロシアン・コーヒーとカレーが名物の喫茶店〈バイカル〉を営む椋本さん、

ガケ上の洋館で、〈ひともしどき〉という名の詩集屋を営むカナさん――。

個性的で魅力的な人々が織りなす、静かであたたかな物語。























































あとを継ぐ人 田中兆子

2020-04-20 21:52:21 | NetGalley


理容店/チョーク製造工場/麩菓子製菓会社/老舗旅館/サラリーマン
働く人や経営者たちの姿が湿度少なめにサクサク描かれる。

「若女将になりたい」範之27歳(心は乙女の次期社長)の話が面白かった。
断固として認めようとしない母親と、理解のある父親。
その背景にあるものは・・いい家族 範之は幸せ者だ。

継ぐとあるが、家業という狭い意味ではなく、
親の思いや長く働いている人の身の処し方などを各話の主人公たちが受け取っていく。
サラリーマンの父親と娘がファイターズの応援に行く話がよかった。
聞き上手のお父さんと娘の関係がいい。

チョーク製造販売会社の人たちが、
ブタさんを連れて部屋を出て行く伊藤さんのしんどさを分かって
接している姿がよかった。
マニュアル化なんてできないよね。


内容紹介
高校卒業と同時に親の反対を押し切って相撲部屋に入門し、26歳で膝の怪我が原因で引退、その後は東京で介護福祉士として働いている息子。
「オサダ理容店」を営む哲治は、「力士」も「介護士」もある理由からどうしても好きになれず、久しぶりに息子に再会したときも喧嘩別れをしてしまった。

それは離婚した元妻・真由美の仕事に起因していて―「後継ぎのいない理容店」

神原範之は都会暮らしを捨て、実家の温泉旅館を手伝うことに。
性同一性障害を自認している範之は、女性の格好で仲居の仕事をしているが、母親である女将からの理解がなかなか得られず――「若女将になりたい!」

社員の7割が知的障碍者というチョーク会社に中途入社した居ケ内翼は、同じ課の障碍をもつ伊藤さんとどう接してよいかわからず――「わが社のマニュアル」

物事がハイスピードで変わりゆく世の中で、親から、先輩から、会社から変わらず”受け継ぐ”ものを描いた全6篇の短編集。


魔女たちは眠りを守る

2020-04-15 20:16:12 | NetGalley

♪~小さい頃は神さまがいて 不思議に夢をかなえてくれた~♪
神さまじゃなくて魔女だけど。

いつの間に忘れてしまったのだろう。
別れや死の気配を感じる場面があるが、
語りかけるような文体で、村山ファンタジーマジックに癒やされました。

内容紹介
魔女はすべてを覚えている。
ひとの子がすべてを忘れても。どこか遠い空の彼方へ、魂が去って行こうとも。
そして地上で魔女たちは、懐かしい夢を見る。記憶を抱いて、生きてゆく。その街は古い港町。

桜の花びらが舞う季節に、若い魔女の娘が帰ってきた。
赤毛の長い髪をなびかせ、かたわらに金色の瞳をした使い魔の黒猫を連れて。
名前は、七竈・マリー・七瀬。

目指すは、ひとの子たちが「魔女の家」と呼ぶ、銀髪の美しい魔女二コラのカフェバー。
懸命に生きて、死んでゆくひとの子と、長い時を生きる魔女たちの出会いと別れの物語。