甘い人間

本★ときどき★パン

流星シネマ 吉田篤弘

2020-04-24 11:04:59 | NetGalley



音楽だ!200ページ辺りで気づいた。
ずっと“音”のことが書いてあったのに、
〈流星新聞〉に気を取られていて気づくのが遅れた。
同じことは物語でも。〈川はまだ流れているのですね〉。
暗渠となった川に水の存在を認めたとき、過去と今がつながる。

鯨は再びやって来るかもしれない。音楽に導かれて。

中学生の夏、舟で川を下って海に出ようとした僕とゴー君とアキヤマ君の三人。
「人生の季節は冬に向かっているけれど、
何度でも再生し、何度でもやり直せる。」


見えないもの、
聴こえないものを
大切に紡いできた、
優しい物語の名手による
待望の長編小説。

都会のへりの窪んだところにあるガケ下の町。
僕はその町で、〈流星新聞〉を発行するアルフレッドの手伝いをしている。
深夜営業の〈オキナワ・ステーキ〉を営むゴー君、
メアリー・ポピンズをこよなく愛するミユキさん、
「ねむりうた」の歌い手にしてピアノ弾きのバジ君、
ロシアン・コーヒーとカレーが名物の喫茶店〈バイカル〉を営む椋本さん、
ガケ上の洋館で、〈ひともしどき〉という名の詩集屋を営むカナさん――。

個性的で魅力的な人々が織りなす、静かであたたかな物語。





















































































出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784758413497
本体価格



内容紹介


人生の季節は冬に向かっているけれど、

何度でも再生し、何度でもやり直せる。



見えないもの、

聴こえないものを

大切に紡いできた、

優しい物語の名手による

待望の長編小説。



都会のへりの窪んだところにあるガケ下の町。

僕はその町で、〈流星新聞〉を発行するアルフレッドの手伝いをしている。

深夜営業の〈オキナワ・ステーキ〉を営むゴー君、

メアリー・ポピンズをこよなく愛するミユキさん、

「ねむりうた」の歌い手にしてピアノ弾きのバジ君、

ロシアン・コーヒーとカレーが名物の喫茶店〈バイカル〉を営む椋本さん、

ガケ上の洋館で、〈ひともしどき〉という名の詩集屋を営むカナさん――。

個性的で魅力的な人々が織りなす、静かであたたかな物語。