IRONING番長 ~second season~

日本製カットソーメーカー フルヘッド安達のブログです
仕事の事や趣味のエクストリームアイロニングについて
書いてます

作業着業界や就職活動の事。

2013-12-03 17:54:19 | Weblog
昨日、書き足り無かったので今日もワークネタ。

高所作業は鳶ですが、昔は七分パンツを履いてました。
七分とは膝下位までが膨らんでいてふくらはぎからテーパードしてるパンツです。
昔の映像で東京タワーの建築風景を見れば、鳶がみんな履いてますね。
シューズは地下足袋です。今でも地下足袋のトップメーカーは「力王たび」ですね。
力王ファイター、力王スパーク、力王太郎等、かなりのロングヒットですね。
地下足袋の後ろはファスナーでは無く「こはぜ」と言う金具で止めます。
ファスナータイプもありますが、大体「こはぜ」ですね。
この鳶服ですが、25年位前からニュージェネレーションが現れて以来
現在は「七分パンツ」は見なくなってしまいました。

…25年位前から七分より長い八分が出ました。それからなんと「ロング八分」が登場。
その後は言うまでもありませんが、「超ロング八分」「超超ロング八分」とリリース。
「超超超ロング八分」は略して「3超」って言われました。(九分には何故かならない!)
流行とは恐ろしいもので、現在は全て「3超クラス」が定番になってます。
もはや「鳶服」なのか?って域に達してしまいました。

基礎屋は「土方」ですが、「ニッカ」ってパンツを履きます。
ニッカはテーパードせず、裾のみで絞ります。
言いたい事は3超とニッカはほぼ同じって事です。
高所作業とガチ地面作業の方が同じにしか見えないスタイルになったのです。

元々、なぜ七分の様なパンツを履いて作業していたのかは膨らんだ部分で
「風」を感じて危険を回避する為だったらしいです。
「3超」では風を感じすぎて危険一杯ですね(笑)
でも、今の鳶は「安全帯」の着用が義務ですから落ちたりは無いでしょう。

キツいイメージのワーク業界ですが、体を張った仕事で大変だと思うけど
彼らなりに「オシャレ」を楽しみながら仕事しているんですよね。

昨日、ニュースで就職活動の様子を取り上げてました。
大学生でしたが、みんな「大企業」に何とか就職したいって思いでした。
一生懸命、勉強してきて(ホントはどうだか?)良い会社に就職。わかります。
様は「ホワイトカラー」と呼ばれる人種にみんななりたいんだって感じました。

それは良いんだけど、中小零細の企業や体を張ってる職人さん。
この方達の所得が増えて、あこがれの就職先の一つになるといいなぁ~って
感じぜずにはいられませんでした。

僕たちのカットソー業界も土建業界も農業の人も所得を増やして
大卒の新卒でも迎えれる様になりたいですね。

そんな日本になって行くといいなって妄想をしながらの
『Keep the Iron hot」です。
…。

ある理由で明日からガチでアイロン掛けの日々です。