≪日和山展望台≫からの景色を楽しんだ後、自転車で自宅に戻ることにした。帰路、初めて通る道路脇にお寺のような建物が目に留まった。
その正面には≪入船地蔵尊≫と書かれた歴史を感じさせる看板が掲示されていた。1794年(寛政6年)「天明の大飢饉」による死者を供養するため、この地に開創されたという。
関川貞信尼が近隣の信者の協力を得て<地蔵尊>を安置するための堂を建設した。1902年(明治35年)に境内の左手には、維新の忠臣「竹内式部先生」の立派な石碑も建てられていた。
また1903年(明治36年)には仏堂を建立し、阿弥陀仏・地蔵尊像を安置して、この地区の人々の信仰を集めている。