18日の読売新聞夕刊に「ペットと暮らす特養老人ホーム」の記事があり、神奈川県横須賀市にある特別養護老人ホームが、入所者が連れてきたペットのほか、施設が保健所などから引き取った猫や犬と一緒に暮らしている様子の記事がありました
我が家にもいつも猫や犬がいて、一美さんも子供の時から家の中で犬と一緒の生活をしていて犬のいない生活は考えられないと言っていて、サラちゃんの前にはシーズー犬のチャミが家族同様に生活していました
一美さんは実年齢なんて全く考えられないほどいつも元気で、革工芸の先生としてあちらこちらに教えに行ったり、自宅で生徒に教えたりの忙しい毎日でもチャミちゃんのお散歩、食事の世話をして、夜は一緒に寝るほど可愛がって甘やかしていて、家に居る時はいつもチャミちゃんと大きな声でおしゃべりする毎日で、チャミちゃんが老衰で亡くなったとき一美さんは80歳になっていました
そのころ私は仕事が一番忙しかったので帰宅も遅く、息子も独立していて家に独りでいる時間が長くなっていましたが
〓 犬を飼ってももうこれから先14,5年も世話をすることができないし、革工芸のお稽古もまだまだ続けたいから、犬はもう飼わない、今度飼う時は貴女が仕事辞めてからにしなさい 〓
と犬を飼えない悲しみを無理に抑え、犬のいない生活を三カ月ほど続けていると一美さんの表情が乏しくなると同時に、私が帰宅するとその日の出来事を堰を切ったように矢継ぎ早に話す姿から
〓 犬いないと寂しいね、また犬飼おうよ 〓 と言った時の嬉しそうな顔忘れられません
もちろん私も家に帰った時に出迎えてくれる犬のいない生活が寂しくて、がまんできなくなっていたんですけどね・・・・
その後我が家に加わった新しい家族がサラちゃんです
サラちゃんのおかげで一美さんは年齢なんて全く感じられないほどの元気でパワフルな毎日をすごしていましたが、90歳の時に自転車事故で大腿骨骨折してしまい、全身麻酔による大手術やそ一美さんはサラちゃんの世話をしたい、その一心でつらいリハビリも頑張り、何と事故から半年たったころには犬のお散歩もできるほどの回復でびっくりでした
その後、階段から足踏み外して反対側の大腿骨骨折で手術、リハビリで車椅子に頼るようになっても、<サラちゃんが可愛い> その気持ちだけで、介護マネジャーも驚くほどの回復で家の中では杖を頼らず移動jでき、階段も手すり使えば大丈夫なほどになりサラちゃんの世話も一生懸命してくれます。 94歳になった今もサラちゃんのおかげで寝込むことも無くとっても元気で、毎日私と二人でサラちゃんの取りっこしています
新聞記事によると理事長さんの言葉で「介護が必要になったからと言って、高齢者がペットを買うことや、旅行やショッピングなどを諦めずに楽しむことが大切だ」と書かれていましたが、本当だと思います
私と一美さんの二人の生活にサラちゃんの存在がなかったらどうなっていたことか、サラちゃんも今年14歳になりますがまだまだ元気、これからもペットと一緒の生活を楽しんでいきますね