それなのに……嗚呼!それなのにそういう傑出した人の力を活かす事において、この国は何故か?わからないけれど下手なのだと思う…。
青色発光ダイオードでノーベル賞の中村さんなんてイジメ倒してアメリカに追い出してしまったり……。
今……ノーベル賞間違いなし!と言われている人が宮坂力さんだという。
ペロブスカイト太陽電池という薄いフイルムの技術である。
好きなように曲げられ、シリコンの太陽光発電システムのように直射日光でなくても発電しちゃう。部屋の中でもOKという夢の様な技術である。
オマケにシリコンと違って放射線の影響もなく宇宙空間でも変わらず発電する……。
ところが実用化競争では中国、ヨーロッパに先んじられている。
やっと遅まきながら通産省が大きな予算を取って動き始めたとSNSに載っていた。
あと一つ特筆すべき事は……原材料がヨウ素と鉛であり、何方も豊富に日本にあるから純国産で生産も出来るというのである。
車にも建物の外壁にも貼れるという優れもの。
これ逃したら……余りにも大き過ぎる魚じゃないか?
何時だったか、20%、60%、20%の人間界の比率分布について書いたことがあった。
上位20%は何があってもポジティブに思考し行動する。下位20%は逆に状況がどうであれ否定的にネガティブに動く。
問題は中間派60%の動向。全てはこの中間派に決定権がある。
中間派は上位と下位との優勢、劣勢の具合の空気を読んで動くと言われる。
ここ三十年のニッポンの沈滞は中間層がネガティブに流れている事が大きいのである。
ここからは私見と断っておきます。
何故?自国に素晴らしい発明発見する人間が居るのに……ミスミス他国に取られちまうのか?
欧米の『中間おバカの多数派派』と『ニッポンの中間おバカの多数派』の『おバカ具合・質的違い』が原因なのである。
欧米の『おバカ多数派』は自らのおバカを知っている。だから重要案件の判断は上位20%の優れた人間に委ねる!と判断する力があるんだと思う。
比してニッポンの『おバカ多数派』は自らのおバカの自覚がないんだと思う(無知の知)……。賛意を表明して応援に回る所なのに……ヤッカミ、嫉妬心に駆られて熱心に足を引っ張る側に回るからなんじゃね?……と思う。
軽薄で尊大不遜な人間が……優れた才能ある人を攻撃する。そーだそーだ!と学芸会の村人Aよろしく中間多数派が寄ってたかってイジメちゃう……。
僕達はおバカ多数派だけどね……?
素直に優れた人を、まんま優れてる!と認めれば自分達も『優れた頭脳』を自分の為に使わせて貰えるのである。
僕は……『とかくニッポン人はね……?』なぁ~んて斜め上から揶揄して喜ぶ趣味はない。
ソロソロ『島国メンタル』から抜けなきゃ……千載一遇のこのチャンスが逃げちゃうぞぉ……と思うのです。
この素晴らしき技術の成否は……ニッポンの中間多数派達の『おバカの真価』が問われている問題なのである。