サンチョパンサの憂鬱

昼下りのサンチョパンサ(2)……最小単位って奥は深いと思わないか?

メソッド……最近よく聞く様になった。

今の!!注目の?的に取り上げられてる一つにジェイシェティの『モンク思想』がある。
本当の、本来の自分の願いへの旅?…そんなイメージで僕は捉えてるけれど……。

メソッドと言えば日本の武道でいう〇〇流指南術といった所か?

最近……メンタルのアレコレを何故か?頻繁に突ついていて……僕はコンサルと称する生業に何時もチョットした違和感を感じるのは…何故だろう?……と感じたのだった。

技術であれ思考法であれ『基本というもの』が存在する事を僕は知っている。
知っていて何故か?スンナリ〇〇流メソッドに入っていけないのは?……と思ったのである。

殊に『メンタル・思考』となれば……先ずは『個の自分』が自分の心を覗き込み……自分の問題点と思える何か一つや二つ『把握してから』なんじゃね?という事を思うのである。

別にサルトルやニーチェを気取る訳じゃないけれど……多くの人間に共通する問題点って浅いマニュアル一つで解決するんだし……と。

自分を…悩ませる深い悩みとなれば、それは他人に取っては笑い飛ばせる位のモノかも知れないしね?
詰まり『如何に法則性を求めようとも……』人の深い所のメンタルに共通する『鎮痛剤なんてない』のだから……。

あえて天邪鬼風に書いてます。お許しを。

ビジネスであれ、メンタルであれ、処世術であれ……『自分の頭で考える前に』すわッ新しいマニュアルくれえ!!と受験塾に走り出す様なスタイルをずっと見て来たけれど……。

自分のメンタルの処方箋って……基本、人から貰うモンじゃなく……自分で思考し悩みの極致まで旅した結果……『作り出すモン』なんだと僕は思う様になった……。

勿論他者のメソッドってその過程で『補完的役割』を果たしてくれる事は否定しませんが……。

学歴はある分野のほんの一つのルートの通行手形をくれます……。
オウム真理教の信者達の高い学歴が……いざ自分を生きる為のメンタルは?となった時如何に無力で無知な働きしか出来なかったか?

若者が(いや!大人達が…)『自分の頭で考えない』という悪弊はソレからも世の中に蔓延し続けているのだと思う……。

オウム真理教のサティアンに向けて弁護士達が『自分の頭で考える!!』とスピーカーでリフレインし続けていたのを思い出すのである。

自分で考えてたら人生終わっちゃうよ……ここは一つおカネで買っちゃえ!!……ってか?
凄くアメリカ的でありお手軽だよねぇ?

宇宙初の『自分プロジェクト』を支え続ける『自分独自のメンタルの芯』って奴がそう簡単に発見出来る筈も無いのである……。

一人は頼りなく不安だけど……。
安易に借り物メンタルに酔って集団心理で暴走……なんてのはもっと怖いかも知れませんよ?って…言いたかったのです。
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