サンチョパンサの憂鬱

現実に……

現実に流されるんじゃなく……全身全霊で現実に向き合い生きると、その人は『先駆者』となって行く……。

画期的な手法とか論理は……高尚な本の中にある訳じゃない。
未完成の現実が垂れ流している……無駄とか犠牲者とか理不尽とかが眼前に現れてくるからである……。

『先駆者』となった者はシンプルな突破口を見出だす。
そのシンプルな疑問とか方法は……現実に向けて打ち出すと大いなる反駁、反発、嫌悪感などなどを世の中から返礼されるのである……。

✳~✳岡林信康『私達の望むものは』の一節

✳私達の望む者は社会の為のわたしじゃなく
私達の望むものは私達の為の社会なのだ✳

手段と目的が違うんじゃね?というシンプルな論理の提案である。

時代は今……この先駆者の『当たり前』に追い付きつつある……。唄われてから50年の日々が経過し、やっと現実が彼の論理を認めざるを得ない?所までやって来た……。

リアルタイムの時に……支持者達は観念的なパヨク思想で持て囃し、反発者達は無思考の保守主義で否定した。

得てして……先駆者の提案は『理想は分かるけど……』、『理解するけれど現実は?』という美辞麗句を装った常套句で以て論外!と結論される。

既に……その時ソレは理想なんかじゃなく
『現実そのモノの必用』な訳なんだけど……先駆者は『両者の理解に至るタイム差』に苦悩するという図式がそこら中に転がっている。

理想は分かるけど?……と宣う人々は現実的じゃない!と必ず口にする。
その人達こそ現実を生きてはいないのである。

彼等は打算と計算と慣習、シキタリに取り込まれ、ソレにこき使われているだけなのである。
人多く……その図式を『知らない』……。
その『無知の知』なき人達は先駆者を抑圧する事に夢中になる……。

今、『私の為の社会』という価値観こそが多数を形成する人達を救う唯一のスローガンとなりつつある。

労働運動の理論先走りリーダーでもなく、保守主義の自己満論客でもなく、名もなき多数の人々の切実な『現実の必要』なのである。

『現実に徹して』、『現実にかじり付き』、『絞り出すように現実を思考する』人間こそが先駆者となる……。

現実の困難を切り開くカギは……今、現実のソコココに在るのだと思う……。
『現実的!』というワードは『出来ない理由』として使われる事が……多い。

『現実』というものは『今すぐ緊急を要する必要❗❗』を提示している。
今ある一番の緊急事態は『人の生活と命の問題』だと思う……。
素直にソレに応えようとする者達が……次なる時代を作る先駆者なのである。

江戸幕府がそうだった様に……今の為政者達は……既に……『現実的』ではなくなったのである❗❗

黒船来る時に『政局?か否か?』……と守旧派のドンは吠えている。
次の家老は誰にするか?なんて問題を弄んでる江戸城の奥の間の図そのもの……。

次の主役達は野に在る❗❗。

現実の『今、ソコにある危機』に正面から悪戦苦闘し粉骨砕身事に当たっている人達だと思う……。



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