サンチョパンサの憂鬱

この国だけじゃない?

『演技性社会』ってのは……何もこの国だけだけの文化じゃなく……アメリカにも『隠れトランプ』とか『隠れ差別主義者』っていうのが……日常ではニコニコしながら善人を気取っているのだという……。

曲がりなりにも『アメリカの良心』って奴を標榜、演技しながら建前を何とか維持しながらやってたオバマ迄のアメリカ社会……。

しかしその演技が限界を迎えたヒラリー・クリントンとトランプとの選挙戦後……。

アメリカの……演技性社会が限界に至ったのは白人中流層が下層に落ちぶれた事に端を発している。彼等がトランプに熱狂する岩盤支持層である。

白人の数とその他民族のアメリカ人の数が逆転したことも大きいかも知れない。
南北戦争以来の険悪な分断の雰囲気となり……現実に暴動に備えて銃が異常に売れているという。

日本も『自由と民主主義』を標榜し、均質なバンドの中に収まっていた日本人が……多数の中流が貧民層に没落したことによって従来の富の分配方法では下層をカヴァー仕切れなくなっている。

日本もアメリカも戦後長く続けた政治形態が……今や制度疲労をおこしている……。

アメリカ民主党の様な新社会主義的な対応するのか?……トランプのように保守化をより強めるのか?

何れにせよ……後戻りは出来ない制度的な内部矛盾である以上……いずれ日本も同様に対岸の火事では済まない事は確かである……。
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