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わたしの「いとをかし」

~「趣がある・見事だ・美しい・興味深い」の記録~

アオイスミレ

2025年04月24日 | 植物
スミレの観察会に参加したら、図鑑に書いてある識別ポイントの意味が少し理解できるようになった。でも、いざ野山に出かけてみると何の種類か決めかねてしまう。
帰宅して写真を見ても、決め手となる識別ポイントが写っていなかったり、ボケボケだったり。写すときの根性が足りないと言えばそれまでですが。
でも先日撮ったスミレの中に、「アオイスミレ」と言えそうなのがあったので、識別ポイントと一緒に載せてみます。

「上弁がウサギの耳のように立ち上がり、側弁が前に突き出て,巨は上に立ち上がる。」「柱頭の先は下に曲がる」

「葉は円形で基部は心形、花期の葉先は少しとがっている。」

「植物体全体に毛がある」
決め手はこれ ↑ 。初めに見た図鑑はこの記述のみで写真がなくイメージできなかったが、別の図鑑に、同じ様な写真が載っていた。本当に、きれいな毛がびっしり生えているのでびっくりした。

😓 もし間違っていたら、ごめんなさい。そして、ご教示いただけたら幸いです。



だ~れもいないキャンプ場へ行ってみた

2025年04月18日 | お山散歩
日差しもあり、ポカポカお天気。
急に思い立って、お山のキャンプ場に植物を見に行った。
平日のためか、車一台、出会わない。(山の中なので歩く人は、まずいない。)
運転席から山の斜面をチェックしながら進む。
はじめに見つけた白い花は、ショウジョウバカマ。

ゆっくり走っていたら
後から1台迫ってきたので、お先にどうぞと譲ってあげた。

ピンクの5人姉妹はエイザンスミレ


キャンプ場に到着、だ~れもいない。ヤマガラやヒガラが時々鳴くくらい。
草刈り跡に、ヤマエンゴサクが咲き始めている。


小さなシジミチョウが吸水中。
羽化してまもないスギタニルリシジミ。

ひらひら飛んで木柵に止まったのはアカタテハ。
翅が傷んでいるので、越冬個体か。

キャンプ場を出て少し先に進む。
石垣のヤマルリソウ

ハクサンハタザオ(と思う)

キランソウもたくさん咲いていた。これはその中の一株

そろそろ15時、引き返す。
今度は運転席側の窓の下は崖。道幅は余裕があるので怖くない。

ミヤマカタバミとエイザンスミレが群生していた。
崖側なので後ろ姿を撮った。

前方にひらひらとぶチョウを発見し、車を降りる。
ありがたいことにチョウは助手席側の路肩を飛んでくれている。
スジボソヤマキチョウ、今日一番うれしかった。越冬お疲れさま。


ついでに、何かの蕾も撮影。近くに葉があったので、たぶんイカリソウ。


これからいろんな花が咲いて、いろんな虫が出てくると思うとわくわくする。



早春のシャクトリムシ

2025年04月17日 | 虫の能力
いつものお山散歩へ行く途中は、まだこんな感じ。(標高800m以上かな)

いつものお山に着きました。標高700以上あります。
地元の人によると、昨晩は雪が舞ったそうです。
コナラの下の落ち葉の上に、小さな動くシャクトリムシを発見。
今春初めての蛾の幼虫です。
背中に「こぶ」があり、コケでも付いたのか、お尻のあたりが緑色。
すごく気になって写真を撮ることに。

大きさは…2~3cm。緑色は、コケではなくて体の色だった。


お顔はこんな感じ。牙の上の小さな点が目かな?
「こぶ」も確かにある。こぶと頭の形で、どんなポーズをしても小枝に見える。

体の表面は茶色だけど、シワの間のやわらかそうなところは緑がかっている。

お尻の緑が気になったので、そこをねらってパチリ。
お尻が二又に分かれてがっちり枝をつかんでいる。

お尻が枝から離れた瞬間が撮れました。(ボケボケです)
哺乳類のお尻と後足に似ています。たくましいです。
これで小枝がつかめるのですね、本当に「虫の持つ能力はすごい!」。
お尻から汁が出ています。頭を尻につけて動かす動作をしていたので、この汁をなめていたのかもしれません。

帰宅して種名を調べました。「オオバナミガタエダシャク」でしょうか。(間違っていたらすみません)
蛾の幼虫は、簡単に言うと、胸脚、腹脚、尾脚を持っていて、シャクトリムシは腹脚の一部が退化しているそうです。
よく見ると、汁を出すお尻の節と、尾脚のある節が別々です。

この日は少し足を延ばしたので、うれしい😀 出会いもありましたが、別の記事にしようと思います。
goobogが11月に閉鎖!😭 残念ですが、それまで、皆様の記事をたくさん読みたいし、記事もできるだけUPしたいと思います。
カテゴリーやハッシュタグがうまく整理できないのが悩みの種でしたが、どうせ消えちゃうので、めちゃくちゃのままにします。


2025早春のお山

2025年04月10日 | お山散歩
今年の春は、山野草の開花が2週間も遅れているらしい。
お山の福寿草(植栽)が咲いていたので、いつもの林道コースを歩いてみた。
快晴で暖かく、日陰のわずかな残雪もすぐに消えてなくなりそうだった。

フキノトウ 雄花

ヤドリギ 目の高さにあり、風に揺られていた。


午後の下弦の月

いつもは人けのない場所だが、5,6台の車が停車し電線工事の人達の声が響き渡っていた。これなら熊もいないだろうと、もう少し登ってみた。

フデリンドウ

数年前は群生していたけれど、最近少し減ったかな。理由不明。

アブラチャン 花粉が付いているようなので雄花か?


キブシ
一緒にコツバメを観たかった。(本日の蝶はルリタテハ2、テングチョウ1)

遠くにバイケイソウ

あちこちにこのような群生がみられた。

サルメンエビネ(?)の芽

数年前は小さいものも含め4,5株あったような気がするが、今日は2株のみ。
この辺りはこれから薮になるので、花の時期に来る気になれない。
(ここから引き返します。)

ネコノメソウ

地面が赤っぽいので目を凝らすと、
蕾を付けたネコノメソウが、びっしりへばりついていた。
雪の下で頑張っていたらしい。

ツルシキミ 雪に耐えた蕾が誇らしげ


ネムノキのクマ剥ぎ(と思う)
クマ剥ぎの特徴の一つに、根元に大きな樹皮が残るとあるが、見当たらない。
電線工事で伐採された枝などが右下に置かれているので
樹皮は、工事の人が片付けてしまったか、それともクマが食べてしまったか。
↓ 数年前、この近くで見つけたクマ剝ぎ。これもネムノキか。

コウヤミズキ ビロウドツリアブが2匹写っていますよ。


今日撮れた鳥はオオアカゲラ(メス)とカケス。
どちらも空腹だったのか、逃げずにしばらく採食していた。
これから産卵を控えているのだろうか。(となると、カケスもメス?)

今年も春の息吹を感じられて、免役力UP間違いなし!
(記録も兼ねたので、記事が長くなりました。)

お日様に誘われて

2025年04月04日 | G山散歩
子守に忙しく先月はお山の散歩ができませんでした。
今日もやらねばならないことがあったのですが、もう我慢できなくなって
ご近所の山(G山、標高約600m)を2時間ばかり歩きました。(1年ぶりくらい。車で。)
麓の桜は満開なのに、お山の桜(植栽)はほとんど固い蕾のまま。
ウグイスは、ホ、ホケキョと下手くそに鳴く1羽のみ。頭上ではヒガラやヤマガラなどの声はすれど写真に収めることができませんでした。

池ではミシシッピアカミミガメが日光浴中

風が強めの尾根の遊歩道では、頭上の木の葉がざわめき、歓迎の挨拶のよう。
遊歩道には雪で折れたと思われるソヨゴと赤松の枝(直径5㎝以上のものばかり)と倒木が何本もありました。この山の楢の木もほとんど立枯れ。
嬉しかったのはタムシバの花が咲き始めだったこと。

尾根を少し外れたところでブンブン飛び回る小さな虫が何匹もいました。
イノシシが掘り起こした跡の枯れ葉によく止まっていました。
イノシシ独特のにおいがするからでしょうか。
写真に撮れた虫を図鑑で調べました。毛深くて春先のハチのようです。
ビロウドツリアブ


毛深い体、可愛い目、こん棒のような触角
シロスジヒゲナガハナバチ?


ナワシログミと思いますが、遠目に茶色いものがたくさんくっついていたので何だろうと思い近寄ってみました。これは新芽?


大輪のタンポポ。西洋タンポポではありません。
雌しべがとても可愛らしいです。

このほか、日当たりのよいところで、咲いていたのはスミレ2種類、蕾がほころびそうだったのはシロモジ。気温が低いので、春爛漫までもう少しかかりそうです。