宣伝美術家TOMのブログ [1000-B]

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Nikon D40とD3100の違いについて、再度考えてみる

2011-09-07 15:44:56 | カメラ話
久々のカメラ話です。
むずかしくてすみません・・・
カメラがわからない人は読み飛ばすか、呪文を聞く気持ちでお楽しみ下さい。

さて、ずっとNikonの入門機D40を使ってきたのですが
D3100を買い足して数ヶ月経つので、
使ってみて分かってきた事を書きます。

機種としてはどちらも入門機ですので特別な機能はありません。
しかし、少ない機能の中で
進化したはずの部分でも買った人間が使いこなせないと
結局意味がないんだな、と感じました。
勉強する、練習する、ですむ事とも限らないのでなおむずかしい。

●感度自動調整機能について

D3100からは
基本感度を指定しつつ、想定より暗い場合は
指定した感度まで自動的にISOが追いかける機能がついています。
最近の機種ではよく見かける機能です。
これはとてもありがたい。
まさにD40に追加して欲しいと思っていた機能でした。
絞りとSSを半固定で舞台を撮ったりするときなんかに重宝。

しかし、便利なんですが
意外な落とし穴もあることに気付きました。

外部フラッシュを受光スレーブにし、
Mモード+強制発光で簡易リンク的に撮影しようとする場合。
普段入れっぱなしに近い感度自動変更がこのときONのままだと、
いくらフラッシュの光量を変えても思い通りに撮れないんです。

自分が慣れればどうということはないと、初めて失敗した時は思いました。

しかしオートホワイトバランスなどとは違い、
「Mモードにしたのに、露出に関わる感度が固定されていない」
なんて事はなかなか覚えられず、
実際も気付くまで結構な時間がかかる事もざらです。お恥ずかしい。

さらに何がまずいかというと、感度自動調整が「ある程度」賢い事。
ONのままでも数枚は順調に撮れるんです。
しかし、たまに測光がうまくいかず超アンダーや超オーバーになります。
このばらつき具合が曲者で、先にストロボの発光安定性を疑ってしまって
なかなか発覚しにくいんです。

液晶の設定一覧にも基本のISOは表示されますが
ISOが自動可変であることはなぜか「相当離れたところ」にしか表示されません。
正確には、露出ゲージの左端。
そんなところ気付かないよ・・・

表示を感度と続けて「ISO100 (auto3200)」のように続けた形に欲しいです。

綺麗には撮れるんですが
こういうニッチな融通の利きにくさや一瞬の見た目の分かりにくさが
入門機なのかも知れません。

●CMOSセンサーのもやもや感

旧機D40の写り方は素晴らしい。今見てもドット間のキレがすごいです。
発色も嘘がない。WBは少し怪しいけど全体のバランスは通っています。

D3100も悪くない。WBも利口になったし暗所撮影はむしろすごい進化です。

しかし。

D40と比べてD3100の昼間屋外撮影はうすい霞がかかったよう。
発色も若干隣のドットを拾うような感覚で水彩画的タッチ。
ネットなどを読む限りでは
むりに画素数を上げたからとも、
CCDセンサーがCMOSセンサーになったためとも言われています。
うーんたぶん両方なんでしょうね。

手持ちの中で理想の写り方はDimage A1。
あの機種の切れはすごい。
ホワイトバランスは気難しいし、AFが遅すぎるけど。

逆に「予想外に」良かったこともあります。

●操作の反応速度が良い
ダイヤルキーなどを回したときの反応が素早くてよい。
SSを一気に変えるときなど差が出ます。
地味だけど大事。

●フラッシュ無しの暗所撮影のはずれが少ない
露出がおかしくなりにくい。
歩留まり断然高いです。画素荒れも比較的少ない。
そのかわり直射気味にフラッシュを使いだすと、とたんに暴れるイメージ。
測光モードのせいもありますが。
SB800でのバウンスが大人しくて使いやすいので白い天井が必須です。

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