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宣伝美術は不思議なもので、理論はわからないなりにでも体裁を整えてとにかく進めていくと急に「あるところ」から一歩も進めなくなるポイントがある。どんなに進みたくても目に見えない何かが行く手を阻んで進めない。意思に反して強制的に完成とされてしまう感覚。
ただ、日が経って見返すと存外するりと進めたりする。あると思っていた壁がそこになかったり。
デザインをするにはこの「あるところ」をどうするかが大事になる、と僕は思っている。
壁に当たるまではひたすら進むということ、
壁がもっと前になるよう勉強すること、
壁の先はまだ進めるということ、
それとも、全然違う方角にも道はあること。
もしかすると深層心理とか本能とかでこの先に進もうと思えないとしたら、そこは自分にとってのゴールなのかもしれない。
ないはずの壁を触りに行く感覚は
不思議で少し楽しい。