今年手伝えた舞台はこの演劇集団よろずや一本だけになりました。コロナ以降しばらくこのペースです。
やはり作りたい熱が消化しきれなくておどろ草紙に色々注ぎ込んだ結果、作ったのが以下になります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/3a/38b1ac61e17294619bcd91fdabfa5d7d.jpg?1699365286)
シャドーボックス
チラシを七層切って立体に重ねシャドーボックスにしました。断面は筆ペンで黒塗り。2010年の「青眉のひと」から始めた工作で、前作「あやし草紙」でも製作した続きものネタです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/2a/508c9099ebf936746d024f9324a11e35.jpg?1699365311)
受付ポスター
SNSのリアルタイム情報が集客に影響する時代になったな、と感じたので製作。
入り口で無料で気軽に撮れる、全員の顔入りサイン入りでSNSに上げやすい、大判の集合ポスター。公演期間中もチケット売れ行きが好調だったそうなので少し効果があった、かな。
差し入れオリジナルキットカット
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/42/84e664c79e6084fdc21032d8b1a5d5b8.jpg?1699365467)
公演の初日祝いに役者さんスタッフさんへ差し入れでお渡ししました。
鏡前に気軽に置けて自撮りに合わせやすい大きさ。チラシやパンフレットとはまた別にデザインした特別感。
出演者さんがとりあえず撮って気軽にアップしやすいのでこれも有効だったのかな?
というか、数字以前に、楽しい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/bf/fd422cfebd49ddae50c469401f7e2162.jpg?1699365488)
舞台写真ポスター
奈良で関わった劇団では毎度恒例にしていた千秋楽限定の舞台写真ポスター。
大阪では過去ほとんどできたことがないですがやっと実現できました。
夕方ゲネで撮影、夜公演の裏で選別調整、帰宅後ポスターレイアウト、翌日プリントして持参。
時間との勝負ですが苦労した甲斐のある良い反応を頂けました。
写真の旬は撮ってすぐ。喜びもひとしお。
流石にネタバレなのでお客様には見せず関係者限定のポスターとしました。
掲出は内緒でこっそりやるのがポイント。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/9f/b63341987e7ff48a5feb7f4d7ca6fa69.jpg?1699365510)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/de/3516d54c79c369816feadde602b364b6.jpg?1699365511)
パンフレット
使われなかったチラシデザインB案をパンフ表紙に。離れると髑髏に見える騙し絵テイスト。
中面は縦横斜めに入り乱れて誰が犯人か被害者かわからない感じに。角度はチラシの雨やパンフ表紙の雨と同じで9度です。
自分的な撮影テーマは「振り返ってハッとする」として、犯人にも被害者にも見えるように撮りました。
決まった事をやるのは大事だし、お客様がたくさん来てくれるのも大事。
でもそれしかしないのはどうなのか。楽しいか。頼まれない事、自分がやりたい事を勝手に盛り込んでこそ、心から楽しい。
良い座組でした。皆様またお会いしましょう。
舞台本番を来月に控えた今、チラシはとっくの昔に完成して3ヶ月ほど配られており自分の手を離れています。
その間に脚本は完成し、演技や演出も定まってきます。
今参加している演劇集団よろずやさんは比較的パンフをしっかり作らせていただける劇団ですが、当日用パンフはほとんどデザインしないという団体さんも割と多く、その場合宣伝美術は仕上がっていく舞台を眺めながら何も産めない立場ということになります。
世界観が定まっていく舞台やら演出を見ていると頼まれなくとも自分も何か作りたくなる、僕はそういうところがあります。その代わり自己顕示欲とは違ってちゃんと役に立つ何かを作りたい、喜んで欲しい。頼まれてはいないのに。バランスの難しい欲求です。
いつも作りたくなるわけではないので、やりたいと思える場は貴重です。
一言にまとめると、今、余計なものを作りたい気持ちが久しぶりに強い。
それならまず何も考えずに作りましょうか。話はそれからだ。
パンフ撮影はレイアウト案を見せて説明しながら撮っていくんですが、デザインをかっこいいと言っていただけると嬉しいものです。
それが今回の座組で初対面の方からだと特に。
本番のお客様は初見の印象が全てなので、初対面の人がどう思ったかはかなり参考になるのです。
この方向で良さそうな感触に一安心。
まだ煮詰めて、仕上げる。
11月の本番に向けて演劇集団よろずや「おどろ草紙」のパンフ撮影とデザインが進行中です。
撮影は大半が終わって山を越え、先日全員撮り終えました。
レイアウトデザインもいくつか試したルートが自然に減って一本の道筋に絞られつつあります。画像の調整も順調。やる事がわかれば進むのみ。
パンフレットデザインは厳密にいえばお客さんを呼ぶ仕事でなく既に来てくださってるので、宣伝美術とは言わないのかも。
やりたい事を詰め込む。あとは健康第一。