「とにかくキチンと卒業しよう」
とりあえず3年に進級しならなければ話にならない。
おかげで倦怠感は完全に消えていた。
そんな時
女から電話があった。
『順子か?』
受話器を取ったら
「お・ ひ・ さ・ し・ ぶ・ り」
なんと さとみだった。
「時間ある?」
「あるよ」
「どこで会う?」
「横浜珈琲」
「OK」
やっぱりいい女だ。
順子とは正反対独特の虚脱感がいい。
「順子さん、九州行っちゃったんだね」
「よくご存じで」
「及川も落ち込んでるみたい(笑)」
「えっ、だって さとみさんがいるじゃん」
「まあ続いてるけどね」
『面白くねえ~』
「まあそれはどうでもいいんだけど」
「何?」
「小松とか渋谷たちとは縁切ったから」
「それは良かった。切った方がいい」
「で、証人になってほしいんだ」
「何の」
「私は不良じゃなかった、って」
「なんだそりゃ」
就職が内定したそうだ。
とりあえず3年に進級しならなければ話にならない。
おかげで倦怠感は完全に消えていた。
そんな時
女から電話があった。
『順子か?』
受話器を取ったら
「お・ ひ・ さ・ し・ ぶ・ り」
なんと さとみだった。
「時間ある?」
「あるよ」
「どこで会う?」
「横浜珈琲」
「OK」
やっぱりいい女だ。
順子とは正反対独特の虚脱感がいい。
「順子さん、九州行っちゃったんだね」
「よくご存じで」
「及川も落ち込んでるみたい(笑)」
「えっ、だって さとみさんがいるじゃん」
「まあ続いてるけどね」
『面白くねえ~』
「まあそれはどうでもいいんだけど」
「何?」
「小松とか渋谷たちとは縁切ったから」
「それは良かった。切った方がいい」
「で、証人になってほしいんだ」
「何の」
「私は不良じゃなかった、って」
「なんだそりゃ」
就職が内定したそうだ。