忘れ物

娘から家電に電話。
まあ、めずらしい！
「ケイタイ忘れちゃって…」
デートなのに彼の電話番号がわからずしかたなく私に助けを求めてきた。
便利なだけにないとた～いへん。
プライベートがいっぱい詰ったケイタイ。
娘の機種の操作を聞きながらナンバーを告げた。
メールや留守録のマークがついているけど、見る訳にはいかないもんね。

昔のデートはもっとたいへんだった。
何でって携帯電話がなかったから…
出先で行き違って「○○駅で待ってるから」と母に伝言を頼み、助けてもらった事を思い出した。
もうバレバレのデート。
家電しかなかったわけだから、電話するのもドキドキだった。
家の人が出たら呼び出してもらわなければいけなかったしね。
男の人からの電話は父親をドギマギさせた。

行きつけの喫茶店で待ち合わせの時は連絡もとれるし、とりあえず来るまでマスターとしゃべっていればよかったけど…

んん…会えたのかしら…
「○○の母ですけど会えた？」と彼に電話するわけにもいかないしねえ…
女性としては応援したいけど、母としては複雑です。