テニス女子の大坂なおみ(26)が27日、全米オープンのシングルス1回戦でエレナ・オスタペンコ(ラトヴィア)を破ってカムバックを果たし、感極まった様子を見せた。
元世界ランキング1位の大坂は、ニューヨークのフラッシング・メドウズで開かれる全米オープンを2018年と2020年の2度制覇している。2018年の優勝は、これまで4度経験しているグランドスラム(4大大会)制覇の最初だった。
昨年は全米オープンを、娘シャイちゃんを出産したため欠場。それでも観客席から観戦し、出場意欲を再燃させていた。
この日の試合は第10シードのオスタペンコというタフな相手との対戦だったが、大坂は6-3、6-2のストレートで、わずか63分で勝った。
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大坂なおみ 全米OP2回戦敗退
2回戦で敗れた大坂なおみ
画像提供:ゲッティイメージズ
26歳で元世界ランク1位の大坂は現在行われている全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)にワイルドカード(主催者推薦)で出場。同大会に出場するのは2年ぶり8度目で、2018年と2020年には優勝を飾っている。
昨年7月に出産し今季から復帰している大坂は、復帰当初から得意としているこの全米オープンで最高のパフォーマンスができるように照準を合わせていくと発言してきた。そして1回戦では第10シードで世界ランク10位のJ・オスタペンコ(ラトビア)に6-3, 6-2のストレートで完勝し、2021年以来3年ぶり7度目の初戦突破を果たした。
そして2回戦の第1セット、第4ゲームでブレークチャンスを活かせなかった大坂。第7ゲームではムチョバにドロップショットを決められブレークポイントを握られると最後はボールをネットにかけブレークを許す。その後、勢いに乗るムチョバに第9ゲームで2度目のブレークを奪われ先行される。
続く第2セット、大坂は第2ゲームで3度のブレークポイントを凌ぐとその後はサービスキープを続け終盤へ。すると第9ゲーム、ムチョバのミスを見逃さず、この試合初のブレークに成功。しかし、サービング・フォー・ザ・セットとなった第10ゲームでは40-0から3度のセットポイントを活かせずブレークバックを許す。
その後の2ゲームは互いにキープしタイブレークに突入。2度のミニブレークに成功した大坂だったがムチョバに3度を許し、接戦の末にストレートで敗れた。
勝利したムチョバは3回戦で世界ランク38位のA・ポタポヴァと対戦する。ポタポヴァは2回戦で同199位のV・レプチェンコ(アメリカ)を6-3, 6-4のストレートで下しての勝ち上がり。