両陣営の「静」と「動」が垣間見える1日だった。
5月29日、東京都議会で、都知事選への立候補を表明した蓮舫氏(56)と現職の小池百合子都知事(71)が、ニアミスした。
小池氏は、報道陣が集結した議会冒頭の所信表明でも都知事選にふれることなく、沈黙。一方、蓮舫氏は都議会の立憲民主党、日本共産党の両会派を訪れ、笑顔を振りまく。
ペースを握られた小池氏の目立った動きは、28日の新宿区の吉住健一区長、調布市の長友貴樹市長らによる「52首長からの出馬要請」だった。
「当初、都内の全62自治体のうち、8割以上が『要請』したと報じられましたが、一部から『“応援”と聞いていた』との声もあがっており、混乱を呼んでいます」(政治部記者)
都知事選で注目される蓮舫氏(左)と小池氏 (写真・長谷川 新)
2日放送のフジテレビ系情報番組「Mr.サンデー(日曜・午後10時)では、東京都知事選(7月7日投開票)を特集。立憲民主党の蓮舫氏が出馬表明する一方、現職の小池百合子知事が、いつ出馬表明するかに注目が集まっている現状をリポートした。
ゲストで出演の政治ジャーナリスト・田崎史郎氏は小池氏の出馬表明の時期について、「恐らく定例会の最終日の12日か翌日ではないかと思われます」と予想。
既に20人以上が出馬表明する中、小池氏の出馬表明が遅れていることについて、「蓮舫さんの(出馬表明の)熱が一定程度冷めてから。とにかく、蓮舫さんと同じ土俵で勝負したくない。今、蓮舫さんが行っていることが独り相撲のように見える形を作りたいんだと思います」と分析していた。
【都知事選】小池都知事なぜ“沈黙”蓮舫氏の電撃出馬表明で計画に狂い?水面下で何が【サンデーステーション】(2024年6月2日)
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2024/6/3