くもり空の下で……

アルコールとギャンブル。依存症からの回復と成長を目指しながらの日々の雑感を発信。趣味の渓流釣りなども公開しています。

⑪ハンドメイドルアー:色止め

2016-12-23 23:44:00 | ハンドメイドルアー
塗装も終ったので、目玉をつけてトップコーティング(ディッピング)に。

………………といきたいところですが、このままドブ漬けを行うと、せっかく苦労して塗装した色や模様はダラダラと全部流れ落ちてしまいます。

ここではそんな色流れを防ぐための「色止め」の方法を私なりに紹介したいと思います。


ハンドメイドを始めたばかりの頃はこの色止めの作業をナメていて、失敗の連続でした。

「なんで上手くいかない?」
……とずっと考え、様々な人のやり方を参考にしたり、塗料の種類(第一石油類と第二石油類の違い)などについても調べたりしていました。

最近はようやく失敗も少なくなってきましたが、今でもこの色止めの作業はこのルアー作りの中でも、一番緊張する作業です。


では、まいります。



まずはセルロースセメントを専用薄め液にて50%濃度に希釈したものを用意します。

私はこのように別容器に作っておきます。

薄める時には専用の物を
(これです↑)




50%濃度にしたセルロースセメントが用意できたら、それをエアブラシで吹き付けていきます。



※注意:換気とマスクの着用をお忘れなく。

エアブラシの吹き付け要領は塗装の時と一緒ですが、私の使っているエアブラシ(0.3mm口径)ではノズルが詰まってしまいうまく噴射できなかったので、今回はセルロースセメント濃度を30%ぐらいにまで希釈しました。

今回は4個作っていますので、それをローテーションしながら薄く塗り重ていく感じです。
始めから厚塗りしてしまうと、色流れしてしまう恐れがあるので注意しましょう。

私の場合、この薄く塗り重ていく作業を6回~10回ほど繰り返しています。
すると先程まではあまりツヤのなかったルアーにツヤが出てきます。

小細工した模様もいまのところはまだ保たれています。


(エアブラシにて6回~10回吹き付けた後の状態)




そして乾燥をまた12時間以上。




ここで
ポイント①

※必ず半日以上は放置して待つ。


これが大事です!

見た目は乾いているように見えますが、ここは我慢です。



せっかちな私はここを待ちきれずに、次のディッピングをしてしまいよく失敗していました。



…………
…………
…………

【約12時間経過】






しっかり乾燥させた後、ここから色止めの締めを行います。

ディッピングです。

用意してある50%濃度のセルロースセメントを使い、漬けていきますが、ここで


ポイント②

※上げるときにはいつも以上ににゆっくりと。



です。
感覚的には30秒ぐらいかけて、ゆっくりと上げるイメージです。

手がプルプルと震えてきそうですが、耐えながらゆっくりと上げていきます。



…………
…………
…………

そして、また乾燥を6時間以上。


…………
…………
…………


この時点で色が流れていなければ、色止めはほぼ成功です。






小細工した模様も無事でした😌







(⑫へつづく)












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