くもり空の下で……

アルコールとギャンブル。依存症からの回復と成長を目指しながらの日々の雑感を発信。趣味の渓流釣りなども公開しています。

カジノ法案

2016-11-30 23:52:24 | 日記
ニュースで今後のカジノ法案の事についてやっていた。

思わず見入ってしまった。

パチンコ屋の店内の映像などが流れると反射的に目が行ってしまう。
我ながら未だに「俺ってやっぱりスロット好きなんだなぁ。」………と思ってしまう。

これは今の私の正直な気持ちである。



たまに自助グループなどで、
「もう🍺なんて全然今は飲みたいとは思わないよ。」

………とか
「今は全然パチンコはやりたいとは思わない。」

…………とか言う人がいるけれど、その人は本当にそう思っているのだろうか?


……
だとしたら私はその人がスゴく羨ましく思えてしまう。


何故なら私はいまだに
「ビールを美味しく、そして楽しく飲みたい🍺(^O^)。」
とか
「スロットを楽しく打ちたい🎰(* ̄ー ̄)。」
…………という欲求は消えてはいないからだ。

しかし私の場合、一杯だけなら……とか、ギャンブルなら1000円だけなら…… と思って また始めてしまうと、それだけでは自分は済まなくなってしまう事をよく分かっている。

今のところそれほど酒やギャンブルに対しての強迫観念(精神的欲求)はないけれど、少しでもまた手をつけてしまうと、それをきっかけに今度はそれだけでは決して済まない渇望現象:アレルギー(肉体的欲求)が出てくることは目に見えている。
それと、少しでも手をつけてしまえばまた「やっぱりオレはダメな人間だ。」…などという自己憐憫に苛まれることになるだろう…と薄々感じてもいる。

悲しい性だ。。。




……以前の事

私は仕事帰りにスロットを毎日のように打っていた。その頃にはサラリーマン番長とジャグラーを好んで打っていた。

いまだにあのジャグラーの……………「GOGO✴」ペカッと光った時の快感は忘れる事が出来ない。
また彼女とたまたま一緒にスロットへ行った時があったが(彼女は普段ギャンブルなどやらない人)、その時二人で並んで打っていて、ほぼ二人同時に 「ボーナス」を引いた事もあった。
あの思い出、快感は多分私の脳裏に焼き付いていて、一生消えることはないであろう。

その思い出自体は悪い思い出ではないし、その当時に自分だけで楽しんでいる分にはなんの問題もない。



しかし、そんな彼女に対しても
「私が借金をしていた」
ということなどは話すことができず、ずっと隠していた。
もしかしたら彼女はそれに気づいてはいたのかもしれないけれど、私はそんな彼女に対してもずっと嘘をついてきた。………というより言うことができなかった。

そして家族にも。
何年もの間、また私が借金をしていたなどということは、今回私が入院することになるまで、家族は夢にも思わなかったはず。。。

イロイロな人につかなくてもいいはずの嘘をついてきた。
人につかなくてもよいはずの嘘をついてしまっている。これも「依存症」であるという特徴の一つだ。





もしこれ以上ギャンブルや酒で人に嘘をつきたくない。迷惑をかけたくない。やめたいと思うならば酒もギャンブルどちらも
『ゼロか100』……

どちらかしか選択肢はない。……と私は思っている。

中途半端に20だけ……… イヤ10だけなら……とかは依存症の人には無いのが現実だと思う。




しかし、そう言いつつも、いまだに私は「宝クジぐらい……いいんじゃない?」 ………という考えが頭の中にこびりついている。

一発逆転…

自分の人生はギャンブルでデカく当ててひっくり返す。
そう夢をみながら今までにどれだけの人を傷つけてしまったのだろう……






話が少し反れてしまったけれど、カジノ法案が可決されるのか、それとも否決されるのかは分からない。
しかし確実に言えるのはもし可決されればこの先、いままで以上に「ギャンブル依存症」になる人は確実に増加するであろう。………ということ。


私的にはカジノ法案に関して賛成とも反対、どちらとも言いがたい。



何故ならこれからに限らず、今現在でもギャンブルを行える場所はパチンコ店をはじめ、日本全国ありとあらゆる場所にあるからである。

外国人が日本へやってくると不思議に思うらしい。「なぜ日本にはこれだけたくさんのパチンコ店があるのに、カジノがないのか?」………と。



確かにそう思う。。。



近い将来にはゲームセンターにあるようなメダルゲームが、現金に換金可能になる時代もくるのかもしれない。




終わりに…………

入る時には面白そうだから入ってみようかと「自分自身の意思で」入れるけれど、ハマってしまいその状態から抜け出したい「あぁ、そろそろやめなきゃ💦」と思った時には
自分自身の意志の力だけでは抜け出すことができなくなってしまっている。
……そして自分でも気づかぬうちに、周りの人たちに迷惑をかけてしまう恐れがある。





ということだけは言っておきたい。




そんな私自身もまだ完全には抜け出せていない。断ってはいるものの欲求が消えたわけではない。





…………もし、この先カジノ法案が可決されることになれば、これからの治安がどうなるかとかは抜きにして考えた場合……

ほどほどに楽しめる人たちにとっては、より一層楽しめる時代。

ほどほどでは済みそうにない人(何事にもハマりやすい人)たちにとってみれば、より一層注意しなくてはならない時代。

になるのではないか………と私は思う。






ギャンブル依存症の私から最後に。

依存症とは………病気です。
一旦依存症になってしまうと、残念ながら大昔から現在に至るまでの医学では完治させることはできてはいません。



「一度依存症になったら一生依存症。治癒することはないのです!」



これからカジノを楽しもうと思っている方は私のようにならないように、くれぐれもほどほどに。







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