くもり空の下で……

アルコールとギャンブル。依存症からの回復と成長を目指しながらの日々の雑感を発信。趣味の渓流釣りなども公開しています。

悪あがき(禁酒二日目)

2021-05-19 18:36:03 | 日記
昨夜は久しぶりに酒抜きの夜を過ごしました。

今日は禁酒二日めの夜を過ごしています。


2日間連続でビール抜きの夜を過ごすなんて、いつ以来だろう………





私は一昨年の秋にスリップしました。
それからというもの、毎晩の晩酌が日課になっています。
量的にはビール(発泡酒)350mlを2本~3本。500mlならば2本。
アルコール度数5%~6%のビールを毎晩、約1リットルぐらいでしょうか。

その量を超えて飲み過ぎた日などは、朝方~昼ぐらいまでは身体がダルく、仕事が辛く感じる時もあります。
そういった日にはなるべく休肝日を設けて、1日酒を抜く時もあります。ですが、そうでない日はほぼ毎日晩酌しております。

では、
なぜ今回に限って、2日間連続でビールを絶っているか?







それは、


明日は会社の健康診断があるからです。



◆◆◆◆◆



現在、私が勤めている会社に入社したのが、今から約3年半前のことです。
今から2年前にも会社の健康診断はありました。その時の検査結果は異常はありませんでした。
その当時、私はまだ断酒を3年ほど継続しておりましたし、肝臓の数値(Γ-GDP)も正常値まで回復し、二桁にとどまってくれていました。
昨年は日本国内、世の中で新型コロナウイルスが蔓延し始めたばかりの頃。
医療、病院も厳戒体制でしたので、会社の健康診断は見送られることとなり、ありませんでした。


前回の健康診断から2年が経過しました。
このブログに書き綴っている通り、私はここ1年半ぐらいは晩酌を毎日続けてきました。
ここへきて、たかだか2日ばかり酒を絶ってみたところで、きっと肝臓の数値(Γ-GDP)は正直に出ることだと思います。

これは、
私の悪あがき
だということも自覚しております。




◆◆◆◆◆◆



しかし、
なぜ?
ここまで"悪あがき"をする必要があるのか?……と思われる方もいらっしゃることでしょう。


私は2019年の秋にスリップしたとき、家族、AAの仲間、友人などに「スリップした」とすぐに報告しました。
ですが、
どうしても私を雇い入れてくれた会社、社長、常務(社長の奥さん)、または同僚には話すことができず、今の今まで「ちぃ~暴さん(○○さん)はお酒を飲まない人、肝臓を壊してお酒を辞めた人」ということになっています。
また、
家族的な、こじんまりとした少人数の会社だからでしょうか。
前の時には、常務が社員の問診票、検査結果などをチェックしていましてね(それはプライバシー的には無しでしょ。)とも感じますが、言えません。

きっと、今回も前回と同様にチェックされてしまうことだと思います。



今まで、二日酔い気味で出社したこともありましたが、会社には仕事で迷惑をかけたことはありません。
正直に
『また晩酌するようになっちゃいました、テヘ😜』とか言って話しておけば良かったのかもしれません。
ですが、
私的には会社の上司、同僚に話すことは、「最後の砦」だと思っておりましたので、今まで打ち明けることができずにいました。


ここで私のいう「最後の砦」とは、通常使われている意味とは真逆の意味です。
通常は、"この砦の越えれば道は開ける"というように使われる言葉だと思います。
私の場合、その道が開けてしまうと、この先、断酒への道は完全に閉ざされてしまうような気がしてなりません。


「もう、オレの周りのすべての人がスリップしたことを知っている。
別に誰にも隠す必要もなくなったな。

無理をしてまで酒を断つ必要もないだろう。」



…………などとと思ってしまうのではないかと。。。





ここへきて、また、

自己欺瞞
【本当のことを話さなくていいのかオマエ?このままじゃダメなんじゃねーのか?
問診票にはなんて書くつもりだ?お酒:飲まない:とか書くのか?違うだろ?それ。分かってるばずだろ。】




自己憐憫
【あーぁ。ダメだな、やっぱしオレ…………】







自己欺瞞、自己憐憫に苛まれる。



そんな日々がこれから先、暫く続くかもしれません。
一度は断酒への道を志し、ビックブック(アルコホーリスク・アノニマス)AAメンバーの一人として断酒への"12ステップ"を踏んできた身なのに。



情けない。