我輩はねこである。

我輩はねこである。　名前は「たま」ではない。
どこで生まれたか頓と見当がつかぬ。何でも、薄暗いじめじめした所でニャーニャ泣いていた事だけは記憶している。

　　　　（ご幼少の頃です。）

いろいろ、あってこの家に拾われました。たいへん、良い待遇で満足しています。

　　（現在のわたしです。）

主人のいぬまに、寝床を拝借しています。神は私に運を与えたのです。

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