shining's ブログ 「音楽と旅と珈琲と」

音楽大好き男の徒然なる日記

誰にでも老いは訪れる/「療養所(サナトリウム)」(1979・さだまさし)

2014-09-23 | 音楽
先週敬老の日があったので、遅ればせながらこの曲を。

さだまさし「療養所」の歌詞





オリジナルアルバム『夢供養』に収録。


これを聴くと、20歳前に亡くなった祖母を思い出してしまいます。
この頃から、さださんは他のシンガーソングライターが取り上げなかった題材をすくい取る「機才」でした。
この歌では「老いと病い」が題材です。
(機才=機敏な才能)

”歳と共に誰もが子供に帰ってゆくと 人は云う けれどそれはたぶん嘘だ”
”思い通りにとべない心と動かぬ手足 抱きしめて燃え残る夢たち”

そんな夢を供養するため、アルバムタイトルの所以はおそらくここにあるのでしょう。

若い時は他人の反応や動作の遅さをじれったく思うでしょう。
けれど、誰にだって老いは訪れます。
自分が年輪を重ねて思い通りに動けなかったり仕事ができなくなって、
年下の人間から煙たがられる事があった時、初めて思い知ることもあります。
”ああ、以前邪険に接してしまった人に優しくすべきだった”と。


両親が、祖母の享年を越えました。
病気持ちとはいえ、健在なことを神様に感謝しています。
どうか自分が今後も両親や同年輩の人々を温かく見守れる人間でありたい、と思うのです。

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