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音楽大好き男の徒然なる日記

前を向いて歩くために/光の糸(2015・浜田省吾)

2015-05-25 | 音楽
光の糸 (ON THE ROAD 2022 Welcome Back to The Rock Show "EVE")浜田省吾

作詞・作曲:浜田省吾
編曲:水谷公生&町支寛二

歌詞:Uta - Net
 https://www.uta-net.com/song/185026/








前作『My First Love』から実に10年。
浜省の最新作『旅するソングライター~Journey of a Songwriter』が少しずつ心に馴染んできた。

アルバム『J.BOY』(1986)をリアルタイムで聴いてきた自分たちの世代にとって、浜省は格別な存在のはずだ。

今作までにずいぶん時間がかかったものだ。 
ずいぶんと白髪が目立つようになったが、歌の彼らしさは何ら変わっていない。
彼によると“CD”“レコード”というパッケージ(フォーマット)が今後消える可能性を考慮して、
今まで作ってきた歌から再構築して、
『the best of Shogo Hamada』という3枚の新規ベスト盤にまとめ上げる作業を優先してきた、との事。
いくらハイレゾの音が良かったり曲単位でのダウンロード販売が可能になったとはいえ、
レコードやCDで育った自分としては歌詞カードやビジュアル面でミュージシャンが訴えるためにも
パッケージ販売はなくなって欲しくない、と思っている。

そんな最新オリジナルアルバム『旅するソングライター』の1曲目です。


ああ、気持ちが良い歌だ。
「夢だ~恋だ~」的な昨今の中高生の学園祭のような歌とは一線を画し、
年輪を積んだ大人にも納得できる歌だ。

初めに聴いた時、「Aメロがずいぶん変なリズムパターンだなあ」と思った。
それもそのはず、
ファンクラブ会報では「リズムを哲学しよう」という合い言葉のもと作られたものだからだ。
そこで、自分の心の中で(中島)みゆきさんの「地上の星」のような
8ビートのロータムをイメージして聴いていると、しっくり来たのだ。
始まりの高揚感というか、生きていると実感というか。

そして、浜省らしい歌詞。
憎悪やそれに付け込んだ自民党政権の“改憲・集団的自衛権=軍事力強化”といった暗雲に抗い、
愛と平和・希望を次世代の子供たちに語り継ごう、という彼のメッセージがひしひしと伝わってくる。

秋に行われるツアーの1曲目は、おそらくこれだと思える。
これからもニューアルバムから気に入った歌をピックアップしてみたいと思う。


懐メロなんかじゃない。
歴史館の展示資料なんかじゃない。
現在進行形として浜省が歌ってくれている。
生きていくぜ!


P.S.: 写真は撮りたての夕景です。
歌の内容にちょうどいいカラーです。


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お付き合いいただき、ありがとうございました。

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