前回、野球のことを書きました。
その中で、キャッチャーと私の本職と通じるところがある…と書いたので、今日はそのお話しです。
私が野球に興味を持ったきっかけは、野村克也さんでした。
当時はTV朝日で解説をなさっていたと思います。
その解説の的確なこと、分かりやすいこと、そして見事に的中すること
野球って面白いスポーツなんだな~って、思いました。
その後、ヤクルトの監督になられ、そのままヤクルトファンになりました。
私は実際に野球をやったことが無いので、もしかしたら間違ってるのかもしれないのですが、
キャッチャーは、バッターのクセや心理状態を推察し、その裏をかき、
それを踏まえた上でピッチャーにサインを出す。
そのサインもピッチャーの持ち球や、その日の調子によって変えていく。
そこで私の本職の話、私の本職は「アンサンブル・ピアニスト」という特殊な職種なんです。
アンサンブルとは合奏という意味です。
他の楽器の人達との合奏を専門にしています。
ソリストとどこが違うか?
それは、自分一人で思うままに弾くのではなく、相手の呼吸や調子を察知して、それに一番合うピアノを演奏する。
時には相手を誘導することも、フォローをすることだってあります。
全て演奏の中でのことなので、実際に行動する訳ではないのですが、
要するに各々役割分担があるんです。
ちょっとキャッチャーに似てると思いませんか?
私は演奏中、頭の中の半分は演奏に集中している反面、もう半分は冷静に状況分析をしています。
先ほどの、ピッチャーの心理分析、まさにそれなんです。
私にとってのピッチャーとは、共演者なんです。
相手は今、どういう心理状態でどういう音楽を演奏したいと思っているか、
それには私はどういう音を出したら良いか、その中で自分の表現方法を最大限生かすにはどうしたら良いか…?
そんなことを無意識に考えてコントロールしながら演奏してるんです。
野村克也さんの解説や分析は、どうすれば相手を読めるか?という点でとても参考になるんです。
そんな野村さんに惹かれて興味を持った野球、ヤクルトから阪神タイガースの監督へ移った時も、
勿論、そのまま阪神ファンになり、現在に至っています。
でも、個人的には中日の川上選手の大ファンなんですけどね
一般的に、私のような職業は「伴奏者」という位置付けをされ、とても低い評価しかしてもらえません。
それに対して私はとても不満に思っています。
一緒にステージに立って演奏する以上、高いも低いも無いんです。
私はそのことを理解して、自分のプライドさえ持っていれば大丈夫!と普段はあまり評価は気にしないことにしています。
でも、人間なので…時々へこむこともあります。
一番辛いのは、共演者がこのことを理解してくれない時です。
「ソリストのお手伝い」とか、付随扱いされた時は、本当にやりきれない気持ちです。
特にこの1年、とても悩みました。
好きな音楽を続けるためにはどうしたら良いか?
沢山の方に相談にのっていただきました。
で、自分なりに出した結論、一人で演奏する機会を増やそう!と思ったんです。
自分を見つめ直すにも良い機会だと判断しました。
今までは「アンサンブル・ピアニスト」が本職の為にそのようなお仕事が多かったのですが、
これからは今までの活動も続けながら、一人での演奏も増やしていければと思っています。
さぁ、今日も野球観ながら頑張るぞ~
その中で、キャッチャーと私の本職と通じるところがある…と書いたので、今日はそのお話しです。
私が野球に興味を持ったきっかけは、野村克也さんでした。
当時はTV朝日で解説をなさっていたと思います。
その解説の的確なこと、分かりやすいこと、そして見事に的中すること
野球って面白いスポーツなんだな~って、思いました。
その後、ヤクルトの監督になられ、そのままヤクルトファンになりました。
私は実際に野球をやったことが無いので、もしかしたら間違ってるのかもしれないのですが、
キャッチャーは、バッターのクセや心理状態を推察し、その裏をかき、
それを踏まえた上でピッチャーにサインを出す。
そのサインもピッチャーの持ち球や、その日の調子によって変えていく。
そこで私の本職の話、私の本職は「アンサンブル・ピアニスト」という特殊な職種なんです。
アンサンブルとは合奏という意味です。
他の楽器の人達との合奏を専門にしています。
ソリストとどこが違うか?
それは、自分一人で思うままに弾くのではなく、相手の呼吸や調子を察知して、それに一番合うピアノを演奏する。
時には相手を誘導することも、フォローをすることだってあります。
全て演奏の中でのことなので、実際に行動する訳ではないのですが、
要するに各々役割分担があるんです。
ちょっとキャッチャーに似てると思いませんか?
私は演奏中、頭の中の半分は演奏に集中している反面、もう半分は冷静に状況分析をしています。
先ほどの、ピッチャーの心理分析、まさにそれなんです。
私にとってのピッチャーとは、共演者なんです。
相手は今、どういう心理状態でどういう音楽を演奏したいと思っているか、
それには私はどういう音を出したら良いか、その中で自分の表現方法を最大限生かすにはどうしたら良いか…?
そんなことを無意識に考えてコントロールしながら演奏してるんです。
野村克也さんの解説や分析は、どうすれば相手を読めるか?という点でとても参考になるんです。
そんな野村さんに惹かれて興味を持った野球、ヤクルトから阪神タイガースの監督へ移った時も、
勿論、そのまま阪神ファンになり、現在に至っています。
でも、個人的には中日の川上選手の大ファンなんですけどね
一般的に、私のような職業は「伴奏者」という位置付けをされ、とても低い評価しかしてもらえません。
それに対して私はとても不満に思っています。
一緒にステージに立って演奏する以上、高いも低いも無いんです。
私はそのことを理解して、自分のプライドさえ持っていれば大丈夫!と普段はあまり評価は気にしないことにしています。
でも、人間なので…時々へこむこともあります。
一番辛いのは、共演者がこのことを理解してくれない時です。
「ソリストのお手伝い」とか、付随扱いされた時は、本当にやりきれない気持ちです。
特にこの1年、とても悩みました。
好きな音楽を続けるためにはどうしたら良いか?
沢山の方に相談にのっていただきました。
で、自分なりに出した結論、一人で演奏する機会を増やそう!と思ったんです。
自分を見つめ直すにも良い機会だと判断しました。
今までは「アンサンブル・ピアニスト」が本職の為にそのようなお仕事が多かったのですが、
これからは今までの活動も続けながら、一人での演奏も増やしていければと思っています。
さぁ、今日も野球観ながら頑張るぞ~