fangle WORLD'S LIFETIME FITTINGS, GOODS & ORIGINAL ARTICLES
奈良でアンティークの家具・雑貨、古道具、オリジナルの鉄ものを扱うfangle。
 



やっと雨があがった。

太陽や青い空を見ない日がこう続くと、どうも塞ぎ込みがちになってしまう。
そんな時にいつも想うのがこの曲、"Rhythm of the Rain"なのだが、
音に耳を傾ける気持ちにもなれずに、
CDをBGMとしてかけてしまう、と余計な曲まで聞く羽目になり、
さらに気持ちも晴れず。

そんな中、ママと一緒にお出掛けする子供が
「あめ。あめ、あめ。」と繰り返しはしゃぐ声を耳にして
やっとレコードを引っ張り出してくる気に。  
    

なかなか良いジャケット。
ジャケットの楽しみがあるのもレコードの良さだったことを思い出す。
これは Tomoko Kevorkianさんが描いたもの。
旦那さんは Francois Kevorkian。
夫婦でNYのundergroundシーンを引っ張っている。
(もはやundergroundではないか。ん?undergroundってなんだ?)

そしてこのレコードはメッセージ付き。
When raindrops first start falling, you CAN hear the individual raindrops hitting the ground, loud and staggered.
At this point, we are in CONTROL of our senses and perception.
But as more and more raindrops begin to fall, the force becomes overwhelming, the sound uniformed, and we can no longer hear the effects of the individual raindrops hitting the pavement.
…We have lost the fight to hear the RHYTHM OF THE RAIN.
Sadly, we are now at the WILL of the RAIN.

雨のしずくが落ち始めた時、雨のしずくの一つ一つの音を聞く事ができる。
この時点で私達は自らの感覚や感受性をコントロールしている。
しかし、雨のしずくが益々降り注ぎ激しくなってくるとその音は一色単になって、もはや舗道に落ちる雨しずくの一つ一つを聞く事が出来なくなってしまう。
…私達は「雨のリズム」を聴く力を失ってしまった。
悲しい事に私達は無意味に降る雨しか見れなくなってしまったのだ。

うーん、
メッセージといい、曲といい、
何に対してかわからないけど、ごめんなさい、っていう気分になってしまった。
そして雨にはしゃぐ子供の感性にありがとう、っていう気持ち。
さらにはブログ、もうちょっと頻繁に更新するようにしよう、とも思った。

できるかな。