ぶきっちょ

性格がブキッチョなんで
 五体すべてが不器用ってか・・・

ネズミエグリマルハヒラタキバガ

2014年06月28日 09時19分48秒 | 
よくぞ見つけたもんだと自分でも驚いているくらいだ。
たまたまコンクリの電柱をふと見て何かいるぞと気づいたのだ。
そこには変な虫が1頭張り付いていた。
目を細めて初めて見るそれは大きさは全然合わないけどネズミのように思えた。
あるいはムササビのような、しかし小さいのである。


こいつは何者なんだろうと思い写真を何枚か撮ってから
悪戯をしかけると飛んで逃げて行ってしまった。
飛んだということはこれは虫。


7,8年前徳島で生活したおり蛾に興味を持ち
デジカメを常にたずさえ行く所蛾と思しき虫がいれば
シャッターを押した。
2010年6月8日


蛾ではないのかもと思いながらサイトの蛾図鑑で捜し求めた。
そしてヒロバキバガの一種「ネズミエグリマルハヒラタキバガ」と解る。


どこが蛾らしいのか、他にも自分の蛾についてのイメージが
どんどん壊れていくような存在に出会い
カルチャーショックのようなものを感じていた。


夜、灯にバサバサと鱗粉をまき散らしながら集まり乱舞する
美しいには程遠いそれが奴等と思っていたのだから
それが模様も驚くように綺麗なものもいるし、複雑なの、怪奇なものまで
形状も蝶とは違って、まあいろんな姿をしているわで驚きの連続だった。
昼間飛んでいる蛾もいるなんて、ホウジャクも蛾だったって知らなかった。
蝶だって鱗粉まみれだもんね。

ネズミエグリマルハヒラタキバガ

これが蛾だもんね、なんておかしな姿をしてるんだろう。
この蛾が大好きだね。
埼玉は越谷に帰ってきたがこちらではまだこれとは会えずにいる。
本州、四国、九州に分布とあるがこちらにはいないのだろうか。
獣のような毛並が感じられる変わった蛾です。

ハグロトンボ

2014年06月25日 23時45分50秒 | 変わった虫
このハグロトンボに以前からずっと出会いたいと思ってきた。
育った家では裏に竹藪があってそこをフラフラと飛ぶこれを何度も目撃してきた。
追いかけると逃げていくのだけど素早く消えていくでもなく
ふわりふわりと漂うように離れていく。
私にとってこれは藪の中の黒い妖精であった。

ウィキペディアフリー百科からの説明になりますが
カワトンボ科のトンボで本州、四国、九州に生息し
翅が黒く、ほかのトンボにみられるような素早い飛びやホバリングなどはせず
葉などにとまる際4枚の翅を重ねて蝶のように立てて閉じるという変わった特徴を
持っているとあり、翅をパタパタとはばたかせて飛ぶ際実際に小さな音をたてるのだそうだ。


これが絶滅危惧種になるかもと聞いては余計気にかかり
出会う機会もなくほんとうに絶滅してしまうのかと心配してきた。

徳島で生活した6,7年前になるだろうか、
市内から離れた山の方に県立の博物館と図書館があったのだが
そこに行ったおり下を清流の流れる川があり
そこで懐かしいあのハグロトンボに出会うことができた。
が写真を撮る間もなく対岸にいかれてしまったのだった。
歩いて渡れる程には浅くはなかった。

今回埼玉越谷市の葛西用水路の古利根川の岸辺でまだ少し花をつけた夾竹桃の中で
フラフラと飛ぶ黒いそれを見つけた時はそれはもう跳び上がる思いがした。


急いでカメラを構えしかし遠くに行ってしまったのでまずはズームで。
それから逃がさないようにそっと近づいて撮る。
何枚か撮るとさらにもう1頭いるのが解ったがそっちは撮れなかった。
するとさらに1頭いたようだったがそれもカメラには収まらなかった。


あとでこれについて調べていると
「雌は普通に雄のそばにいる」とありました。
すると他にみた別のはその相手だったのかも知れません。

またこのハグロに似ている「アオハダトンボ」というのがいて
こちらの方は少し小さいらしく雌の翅には白い偽縁紋があると。
ハグロトンボの翅は真っ黒で雄の躰は緑色に輝き雌は黒いのだそうです。

翅を畳んでとまるのも不思議ですが時に翅を拡げる仕草は蝶のようであり
飛び立つ様は翅がヘリコプターのそれのように感じます。
パタパタと音が聴こえてくる感じすらします。






弱々しく優雅なこのトンボがもし白変種になれば
森の中で出会ったと主張する人の目には
まさに妖精に見えるのではと前々から自分は空想している。


ヒメネジロコヤガ

2014年06月22日 20時27分18秒 | 
つい先日雨が降ってはいたが激しくはなかったので
ワンちゃんの散歩に出た。

いつもの越谷の久伊豆神社の横の公園で一休み
近くの小さな樹木を特に裏側などを見てまわる。

葉の裏側で雨宿りしているのか2,3種類の小さな蛾が跳び出してきた。
中でも1頭は記憶にないようなのがいたので注意してカメラに写す。




そして家に帰ってからパソコンに移してから見てみると
その鮮明度ではあまりかんばしいものではなかった。
天候状態が悪いとどうしてピントがぶれてしまうんだろう?


見なかった蛾だったのでその写りが悪いのがどうしても悔しい。
今からでも(夜)そこにいって写してきたくなるが
もとより馬鹿げている。

後日過去に写した画像で名前の解らないものをまだ調べているのだが
その時偶然にでてきたのがこれだった。
ヒメネジロコヤガという蛾だった。
徳島でも出会ったのは1度なのでこちら(埼玉)越谷でも
出会えたことが嬉しいことに思える。
前にも出会っていたんだ!


これは蛾に興味を持った徳島での時の写真だったが
もう毎日が新しい種との出会いで
名前など調べている暇がないほどに毎日新しいものを写していた。
うれしいことにかなり鮮明に写っている。(今回に比べればの話)


で鮮明だったからどうしたという訳ではないけどただ嬉しい。
思えば・・・しかしなんで少し曇っているからといって
写りのピントが悪くなってしまうのはどうして?。
今までも何度かこんな状態になっている。

明るく撮れるように露出補正をしてもいつもよくない。
難しいことは解らないのでカメラの性能
つまりよりよい写真を撮るには要はそれなりの高いカメラでないと
ダメッてことかと諦め境地である。

かくれんぼ?

2014年06月21日 01時03分12秒 | 
先日ですね、垣根としてのコンクリの塀のミゾに
こんなのを見つけました。

コンクリに混ぜられた白い小石の一つが表に出ているんだと
思いましたよ。
こうやって見るから目立ちますが遠くからだとまるで溶け込んでしまってます。


「うん?」と思い立ち止まってよく見ると石ではなく
その溝にあったものは一頭の蛾ではありませんか。
筋になった溝にわざわざ横で躰を押し込めて隠れているんです。

モンクロギンシャチホコという蛾です。

蛾はいろんな姿をしてある意味人間臭い行ない、仕草で
我々を面白がらせてくれます。
前にも頭だけは奥に突っ込んでいるというのがありましたが
後ろはまるっきり出たままで丸見えというのがありました。
葉っぱに似てる蛾なので天敵にはそれでも擬態になってたのかも。
白い模様のこの蛾はこんなコンクリの出現を予期してたんでしょうか
本当の白い石がそこにくっついているかのように見えました。


これなんか頭と尾をぶつけてまでして隠れていますが
縦になればもっと楽ですしそんな差もないと思うんだけどな。
天敵を考える時その差は死活問題になるんだろうか?
これだと滑稽で間抜けな気がするんだけどなあ。

数時間後に見にいくとあんなにも固まっていたのが
何処に行ったのか姿かたちも見えなくなっていました。
向こうは僕から隠れていたんだろうか?


ウメエダシャクの変わりもの

2014年06月18日 10時55分59秒 | 
ピラカンサス(?)の樹木を丸裸にするかのような勢いで成長し
蛹から大量羽化したウメエダシャクは昼日中群れで飛び交い

すぐに交尾を始めるものも

あるいは風に舞う花びらのようにどこかに飛んでいく。

近くではあったが別の場所でも垣根として植えられたピラカンサス
だろう同じ樹木にまあいることいること・・・
しかしこの木はかれらに負けることなくみな元気である。
消毒は入ることはなかったのでこんな風景が連日続いている。

見飽きた光景でも懲りずに覗き込んでいると
1頭周りと異なる感じのがいるのに気付く。

これがそうである。(写りが悪くて申し訳ない)
見た目かなり白っぽかったので「あれっ」といった感じだった。

これが普通に見られる方でやはり違っています。

生物でたまに色素が抜けて白い個体が出現することがあるが
この場合完全に抜けていないのでアルビノとは言えないのかも。
これは変異体なのか個体差とみるのか?

この1頭によって種全体が変わってしまうなんて想像すると楽しい。
自然のなかではよく見かける現象でとても無理なんてと思う。

しかし猿から人への進化はこうあったと聞かなかっただろうか。
アフリカの一組あるいは一人から・・・
日本人が酒に弱いのはたった一人の下戸の遺伝子から
始まったとも聞いた記憶があるな・・・

そんなロマンを拡大創造してみるのも楽しいね。