くにづくり日記まーく2

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リンカーン秘密の書!

2013-03-27 23:32:54 | 映画
こんばんは。
なんとなくmsnを眺めていたらJAXAがプリキュアの研究を開始したという、記事が載っていた。
プリキュアといっても、プリティでキュアキュアなあれではなく、低毒性高性能推薬を用いた「パルススラスタ」(Pulsed Chemical Rocket with Green High Performance Propellants)で、PulCheR(プリキュア)とのことです。
「へっぴりむしの原理を応用し、低毒性の推薬を、高頻度にパルス推力(短時間な推力)で発生させることが可能な、1液式および2液式推進系システム」ってことらしい。
なんかよくわからないけど、おならで空を飛ぶってことでいいのか? 違う。
とにかくがんばってください。

というわけで日記ですが。
毎週水曜日はすっかり映画の日になっていますが。
今日は、最近レンタルがはじまった「リンカーン 秘密の書」というのを見たです。
リンカーンが斧もってヴァンパイアと死闘を繰り広げる話です。
スティーブン・スピルバーグが作ったヤツではない!

というか、スピルバーグがリンカーンの映画を作ったって話は知っていたのですが、ずっとこれのことだと思っていた。
見終わってからググってみて、はじめて違うことに気がついた。
見てるときはずっとスピルバーグ製だと思っていた……。

作ったのは、ティム・バートンだった。
この前アリスインナイトメアじゃなくて、アリスインワンダーランドがテレビでやってましたな。
ティムバートンっていうと、シザーハンズが好きです。あとバットマン。

それはともかく秘密の書。
とても面白かった。
リンカーンがヴァンパイアと戦うとか言うとB級バカ映画と思われそうですが、意外と結構ちゃんとしてます。
リンカーンは南北戦争の最中にあんなことをしてたんだな。
アメリカ合衆国で最も偉大な大統領といわれているのもわかる。

「秘密の書」ってくらいだから、重要な本をめぐる戦いでもやるのかな、とか思ってたけどあんまり関係なかったな。
まあそれなりに重要なものではあったけど。
原題は「Abraham Lincoln: Vampire Hunter」とのことで、だいぶ違っていますが。
「ヴァンパイアハンター・リンカーン」とかじゃB級っぽくなりすぎてあんまり一般ウケしなさそうだから、妥当といえば妥当な改題だとは思う。
個人的には直訳の方が熱くて好きですが。

あと、これのキャッチコピー。
「昼は大統領、夜はハンター」とのことですが。
別にリンカーンが大統領職の傍ら、夜な夜な町へ繰り出して吸血鬼退治してるとか、そういう話ってわけでもないから、ちょっと誤解されそうな気がする。
誰も気にしないとは思うけど。

ともかく秘密の書。
結構長いスパンの話で、大統領になる前の若い頃の話が半分、一気に時間が飛んで大統領になってからの話が半分という構成。
前半は、よくあるヴァンパイアハンターものって感じで、まあ普通におもしろいといった程度だったのですが。

後半の大統領になってからが、熱い!
個人の力では限界があると、リンカーンは一旦斧を封印して大統領になり、南北戦争を戦うことになるのですが。
この戦争の裏にも、ヴァンパイアの影は潜んでいる。
ヴァンパイアは南部の奴隷をエサとしていたために、ヴァンパイアにとってリンカーンの奴隷解放宣言は都合が悪い。
だから、ヴァンパイアは南軍に協力し、その力で北軍を圧倒する。
それに対してリンカーンは、ヴァンパイア弱点である銀を国民から徴収して武器を作り、それを軍に供給しようとする――。

こんな感じに、前半の個人戦から戦略級の話にシフトしていくこのあたりの変化が非常に面白かった。
奴隷解放宣言の裏には、ヴァンパイアが絡んでいたとか史実に絡ませてるところも上手い。
これは他のヴァンパイアものにはできない、リンカーンならではの展開って感じでした。

もちろんこれだけでは終わらず、最後はリンカーンが再び斧を持ち、自らヴァンパイアの頭目と決着を付けることになるのですが。
あのおなじみの姿のリンカーンが斧持って戦う姿が、これがまた非常にかっこいい!
特に列車の上でヴァンパイアに無双する熱い姿は、演出の巧みさも相まって、ちょっと感動してしまった。
崩壊していく橋から落ちる列車の上を駆けていくところも、迫力があって良かった。
ともかく全体的にアクションがかなりすばらしい!
このへんはさすがスピルバーグだな、と思った。スピルバーグじゃなかったけど。

リンカーンの師匠になる人とか、友人の人とかもみんなキャラ立ってたし。
その仲間が、敵か味方か、みたいな感じの展開もあって、あの辺も良かった。
永遠に生きるのはヴァンパイアだけではない、みたいなセリフもいい感じだった。

色々詰め込んであるためにちょっと急ぎ足になってしまっている感はありますが、まあ、あんまり長くなりすぎてもしょうがないしな。。。
あと、ヴァンパイアも一見無敵なようで、斧とかで意外と簡単に殺せてたり、なんか強いんだか弱いんだかよくわからなかったな。
ラスボスもなんかあっけなさ過ぎないか? とか、色々突っ込みどころはあったけど、まあそんなことどうでもいいや。

あ、あと突っ込みどころというと、最後ちょっと笑ってしまったのですが。
リンカーンが勝利して、「ある者はヨーロッパへ、ある者は南アメリカや東洋へ」ヴァンパイア達は脱出していって、彼らはアメリカが生ける者の国だと気付いたのだ、みたいな感じで終わるのですが。
投げっぱなしかと! 東洋とか来ないで欲しいんだけど! 厄介者を追い出しただけで終わりって、すげぇ迷惑なんだけど!(笑)

というかこれって、むしろ事態悪化させてるよなぁ。
アメリカだけで済んでたのが、世界に広がっていっちゃったんだから。ちゃんと責任もって滅ぼせと……。
まあ、気にしない!

ともかく賛否はあるだろうけど、個人的にはこういう話は楽しくてたまらん。
スピルバーグのヤツも楽しみにしてます。
スピルバーグのリンカーンはどんなヴァンパイアと戦うんだろうな(!?)


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