都下にある他の鍾乳洞よりも、洞内生成物に変化があります。この鍾乳洞を作っている石灰
岩は、秩父古生層という地層で約三億年前に海底に堆積した土砂や灰分が固まったもので、
石灰岩の中に海百合、フズリナなどの化石が見られます。しかし、石灰岩が出来た時代の古さ
に比べ洞がつくられた時代は新しく、数百万年前からでき始めたといわれます。
洞内には、高さ12m余り不老長寿の水が落ちる「龍神の滝」、千古の謎を秘めた「龍ケ池」そ
して極地を思わせる「オーロラ天井」さらに「ロマンス坂」を登れば内裏びなを思わせる「相生
殿」などなど、数限りないフローストーン、カーテン、その他鍾乳石、石筍等によって探勝者を地
下の神秘の世界誘ってくれます。ちなみにここは標高470mです。(写真Mr麹町)