『歴史に触れる・・・』
(1)
正式には「国指定史跡 松代藩々校 旧文武学校」といい、昭和28年3月31日に文部省から指定を受けています。
松代範の藩校として八代藩主真田幸貫が、水戸の弘道館に範をとって藩校を計画しました。
そして、九代藩主幸教がこれを引き継ぎ、安政二年(1855)に開校したものです。
明治に入り兵制士官学校を併設しましたが、明治四年(1871)の廃藩と共に閉校となりました。
撮影地:長野県長野市松代町「松代藩文武学校」(共通)
撮影機材:RICOH Caplio R4(共通)
撮影データ:ISO100 プログラムAE(SS1/164秒 f/4.4) -0.3EV 45㎜相当
撮影年月日:2007年12月2日(日)
(2)
松代藩文武学校は、質実な藩の気風が窺える佇まいをしていて、西洋の軍学なども教える先進的な教育が行わていました。
儒教を廃し、他の多くの藩校に見られるような孔子廟を設けていない点にも特徴があります。
真田の六文銭が目を引きますが、この辺りから千曲川沿いには幟を含めて六文銭が数多く目にします。
そもそも六文銭とは仏式葬儀の際に遺体に添える紙のことを指します。
一文銭が六つ描かれていて、俗に言う「三途の川の渡し賃」とされています。
ここで見る六文銭は、勿論、信濃国の豪族真田氏の家紋ですが・・・
撮影データ:ISO100 プログラムAE(SS1/760秒 f/5.2) -0.7EV 90㎜相当
(3)
この学校での教育は、藩士に対して文学と武道の両道、つまり文武両道をめざしていました。
漢学・国史・剣術・総術・柔術・弓術をはじめ、特に西洋医学・西洋砲術を教育したところに時代を先取する気風が窺えます。
明治六年から松代学校校舎などに使われ、正庁(文学所・御役所)・東序・西序・剣術所・柔術所・弓術所・文庫蔵・番所・門および槍塀などの建物が残っています。
撮影データ:ISO125 プログラムAE(SS1/34秒 f/3.6) -0.3EV 28㎜相当
(4)
昭和48年から5年の歳月をかけて保存修理と腰塀土塀などを復元施工されました。
現在残っている建物は、開校当初の姿をほぼ再現したものとなっているそうです。
藩校の姿を伝えている貴重な文化財であると言えるでしょう。
撮影データ:ISO100 プログラムAE(SS1/930秒 f/5.0) -0.7EV 28㎜相当
(5)
これは花梨の木です。
実は残っていませんでしたが、逆光に輝く姿が美しくて思わずシャッターを切ったものです。
団体行動でも逆光に拘る私って・・・(笑)
撮影データ:ISO100 プログラムAE(SS1/290秒 f/4.5) -0.3EV 45㎜相当
(1)
正式には「国指定史跡 松代藩々校 旧文武学校」といい、昭和28年3月31日に文部省から指定を受けています。
松代範の藩校として八代藩主真田幸貫が、水戸の弘道館に範をとって藩校を計画しました。
そして、九代藩主幸教がこれを引き継ぎ、安政二年(1855)に開校したものです。
明治に入り兵制士官学校を併設しましたが、明治四年(1871)の廃藩と共に閉校となりました。
撮影地:長野県長野市松代町「松代藩文武学校」(共通)
撮影機材:RICOH Caplio R4(共通)
撮影データ:ISO100 プログラムAE(SS1/164秒 f/4.4) -0.3EV 45㎜相当
撮影年月日:2007年12月2日(日)
(2)
松代藩文武学校は、質実な藩の気風が窺える佇まいをしていて、西洋の軍学なども教える先進的な教育が行わていました。
儒教を廃し、他の多くの藩校に見られるような孔子廟を設けていない点にも特徴があります。
真田の六文銭が目を引きますが、この辺りから千曲川沿いには幟を含めて六文銭が数多く目にします。
そもそも六文銭とは仏式葬儀の際に遺体に添える紙のことを指します。
一文銭が六つ描かれていて、俗に言う「三途の川の渡し賃」とされています。
ここで見る六文銭は、勿論、信濃国の豪族真田氏の家紋ですが・・・
撮影データ:ISO100 プログラムAE(SS1/760秒 f/5.2) -0.7EV 90㎜相当
(3)
この学校での教育は、藩士に対して文学と武道の両道、つまり文武両道をめざしていました。
漢学・国史・剣術・総術・柔術・弓術をはじめ、特に西洋医学・西洋砲術を教育したところに時代を先取する気風が窺えます。
明治六年から松代学校校舎などに使われ、正庁(文学所・御役所)・東序・西序・剣術所・柔術所・弓術所・文庫蔵・番所・門および槍塀などの建物が残っています。
撮影データ:ISO125 プログラムAE(SS1/34秒 f/3.6) -0.3EV 28㎜相当
(4)
昭和48年から5年の歳月をかけて保存修理と腰塀土塀などを復元施工されました。
現在残っている建物は、開校当初の姿をほぼ再現したものとなっているそうです。
藩校の姿を伝えている貴重な文化財であると言えるでしょう。
撮影データ:ISO100 プログラムAE(SS1/930秒 f/5.0) -0.7EV 28㎜相当
(5)
これは花梨の木です。
実は残っていませんでしたが、逆光に輝く姿が美しくて思わずシャッターを切ったものです。
団体行動でも逆光に拘る私って・・・(笑)
撮影データ:ISO100 プログラムAE(SS1/290秒 f/4.5) -0.3EV 45㎜相当
お勉強になります(^^;;
一般庶民のちょっといいお家柄の子達は寺子屋なら
お侍さんのお家柄の子達が通う学校って訳ね(^^;;
既に入り口からして敷居が高い雰囲気が伺えますね^^
仕事も兼ねた旅行ツアーでも本領発揮の逆光撮影(^^;;
なかなか素晴らしいです^^v
どうも私の名前もそうなってもらいたいことを願ってつけられたようですが、完全に名前負けしております(--;
これを見ていたら今度足利学校に行ってみたくなりました(笑)
近所のお寺だったり・・・
どうも年が明けてから腰の具合が悪いせいか、遠出をする気力が萎えています。
>団体行動時でも逆光に拘る姿勢、カッコイイです♪
ありがとうございます。
とことん逆光!!
漫画で言えば「俺は直角」(笑)
まあ、あっちは萩が舞台ですが・・・
>仕事も兼ねた旅行ツアーでも・・・
そうなんですよ、気乗りのしない団体旅行でしたが。
行くならば、温泉や食事、写真を楽しんじゃえって。
やはり逆光はいいですよ~。
そうでしたね。
いや、いいお名前だと思います。
>これを見ていたら今度足利学校に行ってみたくなりました
私は足利学校って行ったことがないんですよね。
冬の間に行ってみようかな?
文武学校の様子を素敵にご紹介くださってありがとうございます。
当ブログでご紹介させていただきました。
不都合な場合にはご連絡いただけますでしょうか
松代には文武学校だけでなく江戸時代の面影を伝える町並みが多く残っています。
またのお越しをお待ち致しております。
先ほど、そちらにも寄せていただきました。
団体旅行とは言いながらも、こうして訪問する機会に恵まれましてHAPPYでした。
>不都合な場合にはご連絡いただけますでしょうか
いえいえ、まったくそのようなことはありません。
むしろ、私のブログをご紹介いただき感謝しております。
>松代には文武学校だけでなく江戸時代の面影を伝える町並みが多く残っています。
そうなんですよね。
出来れば春が来る前に再訪したいと思っています。
素敵なたたずまいですね。
団体行動でも逆光にこだわるZEISSさん!
良いですね、やはりこだわりは持たなくては♪
葉っぱの輝きも綺麗だけど、幹のねじれ具合が惹かれちゃいます。
ブログを再開しました。
今年もよろしくお願いいたします。
ここは静かでいいですよ。
観光協会(?)の方がいろいろと解説をして下さいました。
まぁ、それが団体旅行のいいところですね。
そうでなかったら、「ふ~ん」と通過するだけだったかもしれません。
>幹のねじれ具合が惹かれちゃいます。
そうなんですよ。
このねじれ具合は花梨らしからぬ姿かな?と・・・
>ブログを再開しました。
後ほどお伺いします。
こちらこそ、今年もヨロシクお願いいたします。