東京-大阪 単身赴任 旅物語

2003年10月1日から2012年9月30日まで経験した単身赴任。帰省旅行の思い出と、お得情報を綴っています。

八丈島、大島経由で帰京(前編)

2007-01-03 19:13:00 | ムーンライトながら
復路:1月3日(水)
     →南霞町  :阪堺電車えびす町行き
新今宮  →大阪   :関空快速
大阪   →尼崎   :新快速姫路行
尼崎   →野洲   :新快速野洲行
野洲   →米原   :普通米原行
米原   →大垣   :新快速豊橋行
大垣   →東京   :快速ムーンライトながら92号
東京   →品川   :京浜東北線
品川   →羽田空港 :京急エアポート快特
羽田空港 →八丈島空港:ANA821便
八丈島空港→羽田空港 :ANA822便
羽田空港 →八丈島空港:ANA823便
八丈島空港→大島空港 :ANA844便
大島空港 →羽田空港 :ANA845便
羽田空港 →品川   :京急エアポート快特
品川   →新宿   :山手線
新宿   →八O子  :中央線快速高尾行き
運賃:¥290+青春18きっぷ2回分
+¥400+¥10,100¥+¥11,000+¥11,000+¥4,700+¥6,300+¥400

謹賀新年。仕事が始まるのは明後日5日からだが、訳あって1日早く帰省する。

今年は、ANAのプラチナを取得すると心に決めているのなら、ANAで上京するのが普通だろうが、正月料金は高い。大阪-東京便はボッタクリ料金と言っても過言ではない。なんせ、特割1がリピート4の1回分の運賃より高いのだから。

どうせ中途半端に高い料金を払って、飛行機に乗るのなら、いっそのこと、正月休みを利用して修行をしようと思い立った。

青春18きっぷも後3回分残っていることだし、ムーンライトながら92号で朝、東京に着いて、羽田-八丈島を往復し、最後は大島経由で羽田に戻れば、およそ半日強で5回の搭乗回数が稼げる。

と、無謀なことを考えた。
そして、考えるだけではなく、実行に移してしまったのであった。


阪堺電車3日の夕方は、嫁さんの実家を訪問したので、帰京の旅のスタートは普段と違って、阪堺電車某駅である。

沿線には住吉大社があるので、結構繁盛している。通勤で使うのは辛いだろうが、偶に乗ると楽しい。

阪堺電車車内路面電車区間で渋滞に巻き込まれるかと危惧していたが、軌道と車道とがバイロンで完全分離されており、杞憂に終わった。それでも、一度や二度は、交差点でひやっとする光景に出くわす。運転手さんはさぞかし神経を使っているのだろう。

南霞町でJR環状線に乗り換える。

南霞町駅到着
南霞町
案外知られていないが、
阪堺電車南霞町駅とJR新今宮駅とは至近距離である。


やってきた関空快速京橋行きで大阪まで出る。大阪で軽くダッシュして、20時発の姫路行きに乗って尼崎まで逆行。時間が時間なので、大阪から乗っても、多分着席は可能だろうが、万が一ということもある。

尼崎で野洲行きの新快速を捕まえる。後ろの車両に乗車したこともあって、やはり空いている。尼崎で既に着席できてしまった。

大阪では、ほとんどの乗客が降りる。ここで窓際席へ移動。漸く、快適な旅が始まる。予想通り、20時台、野洲行きの新快速は快適である。なんと、4人掛けなら大阪でも空席がある。

米原行き普通はガラガラ車内では紀行文の作成を開始するが、新大阪~高槻間で、迂闊にも、一瞬、居眠りしたみたいである。下手をすると、今晩は眠れない可能性もある。

新快速は終点の野洲に到着。ここで、ホーム向かい側で連絡待ちをしている、米原行き普通に乗り換える。この列車も空いていて嬉しくなる。ひょっとして、今宵のムーンライトながら92号も空いているかも知れない。

新快速豊橋行き@穂積米原到着、この列車がホームが入るのと同時に、向こうの8番ホームには乗り換える新快速豊橋行きもホームに入ってくるのが見える。乗客の数から言って、まず間違いなく着席は可能だろう。

ホームに降りて、初めて気が付いたが、どうやら降りる車両を間違えていたようである。もっと前方から降りないと、跨線橋は遠い。

米原止まりの新快速軽くダッシュして、跨線橋を渡り8番線へ。後ろの車両を狙って、無事、窓際席に着席。後から後から乗客がやってきて、ほぼ、6~7割の席が埋まる。それもそうだろう、新快速豊橋行きはたったの4両編成なのだから。

続いて、大阪方面からの新快速がホームの向かい側に到着。車内は一気に混雑し、いつも通り席にあぶれた者が出る始末である。

乗り換えが終了すると、直ぐに出発。真っ暗な米原駅のヤードを抜けて、列車は闇の中に吸い込まれていく。

大垣到着約30分で大垣に到着。ムーンライトながらへ乗り換える多くの旅行者がここで降りる。ホームには既に、列車待ちをしている者が沢山居る。

小生もムーンライトながら92号に乗車するのであるが、ここ、大垣では降りない。なぜなら、今、ここで降りても、列車が入線するのは22時47分頃、20分以上も時間を持て余してしまうからである。
穂積
一つ先の穂積で降りるそこで、一つ先の、穂積まで行って、そこでトイレとニコチン補給を済ませた後に、反対方向から直ぐにやって来る大垣行きの普通に乗って、大垣へ戻るという算段である。


穂積で降りて、予定を全てこなして、大垣へ戻り、4番線に行くと丁度、ムーンライトながら92号が入線してきた。まさにグッドタイミングである。

23時01分、列車は定刻に出発。始発の大垣では座席は半分も埋まってはいない。恐らく、岐阜、名古屋あたりで乗ってくる人が多いのだろう。

ムーンライトながら92号@大垣 クリックで動画(MPEG1 11MB)を再生大垣出発後、検札の案内があったが、停車駅毎に車掌は車掌室に戻るので、なかなか捗らない。安眠グッズを取り出して、検札を待つのだが、すぐ後ろまでやってきて、また、戻ってしまう。

結局、検札は、尾張一宮と名古屋の間。終わると直ぐにアイマスクと耳栓を装着して睡眠モードに入る。名古屋で多くの乗客が乗り込みザワついたのだが、睡眠薬の助けもあって、すぐに記憶を失う。そのまま、東京まで眠れたらどれだけ快適だったことだろうか。

ムーンライトながら92号には、旧特急型の189系が使用されているが、車両によっては、暖房が効きすぎたり、全く効かなかったりする。以前、同じ様な状況下で、真夜中に車掌に苦情を言った人が居たのを覚えているが、そのときの車掌の答えは

”すいませんが、調節がうまくいかないので我慢してください”

という信じられないものだった。つまり、オンかオフかの2値制御しかできないようである。
今宵、小生が居たのは、不幸にも暖房が激しく効くサウナカーだった。

豊橋出発後のおやすみ放送で、目が覚めたとき、それはもう暑くて暑くて、汗びっしょりになっていた。まるで、発熱時の発汗のような状態である。それほど汗をかくまで気づかずに眠っていた小生も小生だが、とにかく、着替えたい位、汗びっしょりになってしまった。アイマスクにも汗が溜まっており、気持ちが悪い。

すぐに、コートを脱いで、毛布を横にやり、ハンカチで汗を拭ったが、喉か乾いて堪らない。ペットボトルのお茶を一気に飲み干すと、随分、気分は楽になった。

幸い、隣は空席のようなので、足を伸ばして眠ろうとするが、今度はなかなか眠れない。眠れないまま、時間だけがゆっくりと経過していく。

熱海のけたたましい発車音は記憶に無いので、恐らく、三島あたりから眠っていたのだろうが、横浜到着前のおはよう放送で、あきらめて起きることにした。

189系サウナカーのお陰で、完全に睡眠不足である。臨時ムーンライトながらは、旧特急型車両なので、定期ムーンライトながらよりも快適だと思うが、運が悪いと、このような目に遭う。始発駅では快適なのだが、1時間も走行すると強烈に暖房が効き出すのである。

眠れない夜を過ごして東京到着始発駅から乗車する場合は、自分の乗っている車両の様子を確認するために、1時間程度は起きているのが良いのだろう。暑ければ暑いなりに服装で調節はできるのだから。


ぼーっとした頭で東京駅に到着。今日は休日で本当に良かった。もし、この足で職場に向かわないといけないのなら...考えただけでもぞっとする。(後編に続く)

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