東京-大阪 単身赴任 旅物語

2003年10月1日から2012年9月30日まで経験した単身赴任。帰省旅行の思い出と、お得情報を綴っています。

静岡発19時35分東京行き

2005-08-07 15:00:00 | 列車
復路:8月7日(日)
天王寺→尼崎 :大阪環状線
尼崎 →米原 : 新快速
米原 →名古屋:新幹線ひかり自由席
名古屋→浜松 :新幹線こだま自由席
浜松 →静岡 :東海道線普通
静岡 →熱海 :東海道線普通
熱海 →横浜 :東海道線普通(グリーン)
横浜 →東神奈川:京浜東北線
東神奈川→八王子:横浜線
運賃:¥5,670+¥750+青春18きっぷ1回分


青春18きっぷを使い、本日中に東京へ戻る。

昼間、青春18きっぷを使って東海道線を上る時の問題点は次の3つに集約される。

1.混雑する新快速で如何に着席するか。
2.米原駅での乗換。
3.浜松~熱海での混雑の回避

1.新快速で着席するためには、良く知られているように、一本見送って、尼崎から乗車することである。これで、ほぼ確実に、大阪から着席できる。3.静岡~熱海での混雑の回避のためには、3両編成の列車を避けることである。特に、静岡発19時35分の列車を利用できれば快適この上ない。

残る問題は、2.米原駅での乗換である。

これは、現状ではどうしようもない。8両または12両で米原に到着した新快速から降りた乗客が、もちろん、全員ではないけれども、4両編成、場合によっては2両編成の米原発の列車に乗り込もうとするわけだから、混雑しないわけがない。おまけに、20~30分ホームで列を作って列車を待つ必要がある。夏の暑い盛りに、ホームで待つのは辛い。おまけに、運が悪いと、それでも座れない場合があるかもしれない。もし、米原で座れないなら、豊橋あるいは浜松まで2時間以上、混雑する中、立ち通しの場合すらある。実は、下りの大垣バトルよりも上りの米原バトルの方が事態は深刻である。大垣バトルは負けても30分間立つだけである。一方、米原バトルに負けると2時間以上も、立ち続けなくてはならない場合もある。

この問題を回避する方法はいくつかあるが、快適をモットーとするこのブログでは、今回は、定石に反して、新幹線を活用する方法を選択した。具体的には次のようになる。
(1)尼崎 14:54 →米原 16:18 :新快速長浜行
(2)米原 16:28 →名古屋16:55 :新幹線ひかり378号
(3)名古屋17:01 →浜松 17:47 :新幹線こだま584号
(4)浜松 18:10 →静岡 19:19 :東海道線普通静岡行
(5)静岡 19:35 →横浜 22:14 :東海道線普通東京行

もちろん、新幹線運賃が別途必要となるのだが、トータルでも夜行バスより安くなる。なお、(4)に関して言えば、この列車は大垣方面からの快速列車に接続する列車ではないので、たとえ、短編成であったとしても、混雑はしないと予想した。(5)が特急用車両で運行されることは、今更申すまでもないだろう。

尼崎駅で、新幹線の自由席特急券を購入し、新快速に乗り込むところから旅は始まる。偶々当日は、明石付近の不発弾処理のため、午前中山陽本線の一部区間が不通になっていた。その影響かどうかは不明だが、新快速は比較的空いており、尼崎で着席できた。

しかし、いつものように、大阪、特に京都でも多数の乗客が乗り込み、混雑は能登川あたりまで続いた。予定通り、米原で新幹線に乗り換える。自由席の乗車率は70%程度で、少し混んでいた。この、ひかり378号は、北陸本線特急しらさぎの遅延のため、接続待ちで12分遅れで米原を発車した。そのため、(3)の名古屋での乗り換えが危ぶまれたが、さすがに、こだまは名古屋で接続待ちをしていた。

それは良いのだが、元々、名古屋での乗り換え時に、ホーム売店で夕食を調達するつもりでいた。ところが乗換時間が無くなったため、あきらめざるを得なかった。こだま584号に乗車後、車内販売を待つが、なかなか来ない。豊橋を過ぎたあたりで、ようやく、車内販売が廻ってきて、弁当を入手したものの、後10分ほどで浜松到着である。ゆっくりと味わう暇もなく、浜松で下車し、東海道線に乗り換える。

浜松からの列車(4)は、幸いにも、6両編成で空いていた。ここで、お昼寝タイムとする。本日は天気も良く、車窓を眺めたかったが、睡魔には勝てない。予定通り19時19分に静岡到着。後は、(5)19時35分発の列車に乗れば、非常に快適に東京まで戻ることができる。しかし、ここで耳を疑った。
19時35分発の東京行き普通列車は、沼津付近の人身事故の影響で、発車が相当遅れる見込みです。

この列車は特急東海3号の折り返し列車である。つまり、東海3号がまだ到着していないため、車両が用意できないということだろう。少々の遅れなら、この列車を待ちたかった。今回は、この列車で快適に東海道を上ることを前提に計画を立てたのだから。しかし、どの程度遅れるのかは全く読めない。万一、東京到着が深夜になってしまっても困る。一方、先発の19時20分発熱海行きが間もなく発車しようとしている。躊躇している時間はない。これを逃せば、次の熱海行きは1時間後となる。そうすれば、東京到着は大幅に遅くなる。

意を決して、混雑している熱海行きに乗り込んだ。一応、7両編成なので、混雑はまだ、ましな方である。幸い、4人掛ボックスの端に座ることができた。が、こんなはずではなかった。

昔ながらの、窮屈なボックス席で東海道を上る。熱海到着までが非常に長く感じられた。私と同じようにあてが外れた人が何人もいるようで、混雑する車内で人目を気にしながら弁当を食べていた。本当は、ゆっくりと座って夕食を楽しむつもりだったのだろう。私は、辛うじて新幹線で夕食を済ませている。


熱海で、東京行きに乗り換える。悔しいので、ホームの券売機でバカ高いグリーン券を購入し、列車に乗り込む。そして、空いているのをいいことに、2席占領して横になって、横浜までウトウトと進む。こんなグリーン席でも2席占領できればそれなりに快適である。

本日は2度にわたり列車遅延に巻き込まれたが、結局は、全行程着席でき、結果的には予定より早く東京宅に到着できた。旅慣れてきたおかげで、臨機応変の対応力が付いてきたのかなと、自分自身で妙に納得した。


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