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株のETFとは何か?

2021-02-22 18:26:22 | Weblog
最近は日経平均3万円を超えた為に「日銀のETF買い」というニュースは聞かない。

BS7の朝のモーサテニュースを見ていると、最近は年金基金は株を売り越しし、日銀も買っていないとのこと。

それでは、日経平均は下落するかといえばアナリスト予想では「値がさ株のユニクロやソニー半導体関連株などはもう一段の上値が見込める。
だから、日経平均は3万2千円を目指すのではないか?」との意見だった。

それはさておき、ETFは「投資信託」だが、これを理解せずに単純に日経平均連動指数と勘違いして売買している人が多いように思う。

例えば、日経平均連動型ETFとは株の各株の配当があっても配当金はもらえないが、その代わりに配当金に相当する金額がETFの価格に上載せて投資家に還元されるしくみだ。

だから、日経平均銘柄の年間の平均利回りが仮に2、5%と仮定すれば、日経平均価格が変らずでもETF価格は同率上乗せて上がるということだ。

しかし、人気のあるETFは1570の日経平均野村投信レバレッジ(2倍型)であり、日経平均の2倍の値動きがある。

必ずしも毎日きっちりと日経平均の2倍連動する訳ではないが、中期・長期的には日経平均の2倍動く投信だ。

また、前述の如くどこかの銘柄に配当金があれば、その配当金部分はETFの価格に転嫁されて上昇要因となる。
また、2倍型の場合は配当部分も2倍上乗せされるので平均利回りも倍加されるということだ。つまり、平均利回りが2.5%とすれば2倍レバレッジ型は平均利回りが5%として上乗せされるということだ。

一般の株の配当金には20%の税金が源泉聴取されるが、ETFは価格に転嫁されるので売却しない限り税金はかからない。

また、配当部分がETFの価格に上乗せされるということは、「利益の再投資」ともいえるので複利運用される投信といえる。

通常の企業は3月決算が多いので、半期の9月と3月は配当部分が大きいので値上がり率は大きい。しかし、12月決算企業も最近ふえており、また変則でほぼ毎月どこかの会社が決算しているのでわずかながら、毎月の価格上昇要因となる。

この様にETFとは単純な指数では無く投信であり、配当部分が価格上昇要因になるので、短期的には上がるか下がるかは市場しだいだが、長期的にみれば、ETFはほぼ永遠に上がる商品と言えよう。

また、購入単価も1単位からネット證券でも売買可能であり、今日の野村日経レバレッジ2倍投信の価格は1,17%上昇して34700円で引けた。なお、日経平均の今日の上昇率は0.46%であり必ずしも完全に2倍の連動はしていない。

こんな訳で、長期の投資であれば通常の個別株に比較すればかなり有利な投資対象といえる。

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