退職した教員の仲間といっしょに茨城にある百里基地と予科練平和記念館を見に行きました。
基地反対運動が58年も続いている百里基地では、地元の平和委員会の方からお話を聞きました。1坪運動のがんばりで、基地のど真ん中に作られた百里平和公園。”平和の門”や”平和神社”があり、飛行機の誘導路を「く」の字に曲げています。
防空識別圏に飛行機が侵入したとの情報が入ると、3分ほどで、飛行機が出ていくこと、しかしそのほとんどはアメリカなどのものであり、大騒ぎをする中国などの飛行機はごくわずかだという話には驚きました。
5兆円を超える軍事費を使い切るために、年度末になると燃料を燃やしてしまうとのこと。学校では紙1枚ムダにするなと言われているのに・・。
それにしても、練習機が飛び立つ時の音は、ものすごい!耳をつんざくとはこのことです。ここに暮らしている方たちは毎日この音を聞いているのですね。
どう考えても基地はいりません!!
次に行ったのは予科練平和記念館。凛々しい顔立ちの10代後半から20代の若者たちの写真が、何十枚も貼られていました。この人たちがみんな戦争で命を落としたのだと思うと胸が締め付けられます。
「お国のために死んでいけるのは幸せ者です」「親孝行ができなかったことをお許しください」「アイスケーキが食べられてうれしいです。元気でやっていますが、先を急ぐので、この辺で失礼します」「私の最後は新聞で見てください」「お母さん、お父さんと叫びながら、突撃します」などなどの遺書が美しく整った文字で書かれています。
夢をもち、夢を語っていたであろう若者の命を奪ったのは誰だ!怒りがこみ上げます。
教え子を戦場に送るな!戦争法の発動は絶対に許してはならない!憲法9条を守り抜こうとの決意を新たにした1日でした。
*見えにくくてすみません。遺書の一部です。