わざわざ読んでゃ 「ゆずの宿」便り

「燃える湯魂Burning hot soul」の泣き笑い奮闘記

はみかえる(食み返る)

2011年10月19日 11時01分03秒 | 地域情報
 またまた晴れちゅうがぜよ。

 

 これは「ゆずの宿」のエントランスに設けちゅう「モネの庭の良心市」ですらぁ。ここから外に出て、奈半利川沿いに国道493号線を200メートルほど遡ったら、こんな現場に出くわすがぁです。



 今年7月の台風6号で、上流にある魚梁瀬が二日間に1,167ミリという、ものごっつい爆雨に見舞われ(無論北川村も同じばぁ降りよった)、崩落した道路がもうすぐ復旧するがぢゃ。復旧工事も大詰めで、道幅や景色に不釣合なくらい、ふといクレーンやら仮橋が一生懸命に活躍しゆうがです。

 ちかのおんちゃんが言いよったがやけんど(近所のおじさまが仰っていましたが)「ここもじきに食み返って通れるようになるき、これでゆずも一安心よや!」
そもそも「食み返る」言うがぁは、「魚などが水面で呼吸して水中に戻る」ことから転じて「病気がぶり返す」みたいな意味に使われるがやけんど、高知では「復活する」という感じで使うことも多いように思うがよ…。


 でも何より、これから秋がますます深まって、



こんな景色のくねくね道を黄色く熟した「実生のゆず」がどんどん通れるようになるがが一番えいに決まっちゅうき、無事に工事が終わるがぁを心から祈りよります。
実生のゆず⇒
 北川村では、ゴツゴツした実生のゆの酢(ゆず酢)が常識ぜよ。ゆず農家やのうたち、どの家にも最低2~3本はゆずの木が植えられちょって、ゆの酢の自給自足がゆずの村の人らぁにとっては常識ながぢゃ!
 ゆずの木には実生(みしょう)と呼ばれゆう種から育てたがぁと、接木(つぎき)から育てたがぁがあって、丹精込めて育てられちょう実生のゆずは接木のがぁと比べたら、香りが高ぅて、より酸味があるがよ。高知県内で実生のゆずを出荷しゆうがは北川村の他にはないらしいぜよ。


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