乙女的日記*B

永遠の乙女を目指す日記。(B面)

アヒルと鴨のコインロッカー

2007-09-01 | 映画館で。
 

 
バイトの後。
疲れたー。眠いー。絶対寝ちゃう・・。
でも、本日最終日と言う事でキノへ。
やっと観れた!


【アヒルと鴨とコインロッカー】

原作もあらすじもよく知らないまま拝見。

微笑ましい始まり、濱田君の素朴さやらに 
クスクス笑っていられるのも最初だけだった。

ん?ん?え?

の後は、話の中に手を引かれて
連れ去られ、
カラクリ屋敷を通り抜けた様だった。

こ、こんな話をよくも。
伊坂幸太郎ってヤツは。
拳を握り締めた。

そして、どうしても甦る
4.5年前の札幌市北区の動物虐待多発事件。
 
ずっと、もし犯人を見つけたら・・
って考えてた。

琴美の気持ちにシンクロしてしまった。
同じ事をすると思う。

琴美とも
ドルジともね。

私が神様なら、見なかったことにする。
私が麗子なら、見なかったことにする。

ねえ。麗子さん。本当?

自首をしても、
今の法は、妥当な裁きを下さない。

まして、ドルジは外国人だ。
思い描く様な警察なら、
琴美は死ぬ必要が無かった。

なんか、常識人としての判断とか
どうでも良くなる気分だった。
キレイ事とか、いらないから。

色々ぐるぐるしながら帰った。
鼻水をすすりながら。
頭からは、湯気をだしながら。

弱きを助けるのも人間。
と、思うと誇らしく、

弱きを殺すのも人間。
と、思うと同じに存在するのも恥じる気分だ。

あーっ。もう。


原作読まないとね。
映画は、すごく面白かったです。


 * 脳内で火災報知器鳴ってます。
  なんか、可愛いと思って撮った写真。