☆ユミブログ☆

つらつらなんでも書きます。

干物女

2006年12月02日 | 日々の出来事

最近、「ホタルノヒカリ」(ひうらさとるさんのマンガ)の「干物女」が話題になっていますよね。普段マンガを読まない後輩が「すごい分かるんですよー」と熱く語っていたので、干物女が何たるかを求めて、マンガを立ち読みに行ってきました。(ブックオフで読めるのは買いません)

以下、はてなダイアリーからコピペ。
■干物女
20代(もしくは世間一般的に華やかな生活を送っているだろうと思われる世代)で恋愛を放棄しているような生活をしている女性のこと。
■ポリシー
「恋愛するより家で寝てたい」
■干物女チェック
1・簡単な食事なら台所で立って食べる
2・最近ドキドキしたのは階段を駆け上がったときぐらい
3・忘れ物は靴を履いたまま、爪先立ちで部屋に上がって取りに行く
4・休日はノーメイク&ノーブラ うっかり半年ほど美容院に行っていない
5・脱毛は夏しかしない
6・一人で居酒屋に入れる・・・・・3つ以上で要注意。5つ以上で干物女です。

・・・・・・(ここまでがコピペ記事)・・・・・・・・

私は、正直、「なんだ普通じゃん」という思いでした。
これに
7・会社はつっかけで通勤・・・とか
8・メガネの日は化粧しない・・・とか
9・男のことより胃腸のことを考える時間が長い・・・とか
10・500mlのペットボトルは割高で買えないから2Lを持ち歩く・・・とか
11・1食に1万出せても、服やコスメ1点に1万使えない・・・・とかが加わりますから。ぱっと考えただけでもね。もちろんケンちゃん公認です。

マンガは面白かったけど、カレシに素を見られたくないという気持ちがないからそこのひやひや感に共感できないんですね。
これを読んで「私のことー?」っとドキドキする女性はホントに多いのかな?
主人公のホタルちゃんは、そうやって取り繕おうとするし、会社に行くときはキレイな格好してるから全然干物じゃないと思うんですが・・・。基本的に私より10倍女子力が高いです。私の「ここから干物」という境界線は、マンガとかなりズレがあるなぁ。

でも、「干物女」って目のつけどころは面白いと思う。シンプルで分かりやすい!

最近の社員食堂での会話を思い出します。

A「自分が20歳のころはさ、27歳とか、ちょっと年上の人に遊んでもらうとすごくうれしくて『私もこういうオトナになるゾ☆』『いつまでも若くいるゾ☆』(すぎ恵美子風)とか言ってたよね~。今20歳の子と遊ぶ気する?」

B「ムリ!! しんどい」

C「だよね~。それどころか高卒ですぐ結婚した子と会うと疲れるようになってきた。あのテンションについていけん」


・・・枯れてるよね。こりゃー立派な干物ですわ。あと24時間テレビのTシャツを着てTSUTAYAに行ったら知り合いに会ったときとか。「ギャオ!私枯れてるわ」と思ったものです。


で、ズレっていうのは、昨日今日の「手紙」(映画)に始まって、「娼年」(本)、「ガンダムZZ」(DVD)(ついに次に手をつけました>ぼにゃ)というコンボを24時間以内こなす生活は、世間的には干物なんだろうということ。私にとっては心を潤す大切な時間かつ栄養剤です。日常を忘れる貴重なひとときだもの・・・。私にとっての干物ってもっと「夕方まで寝ちゃった」とか時間をむだにする生活のような気がする。本さえ読まずに。
もうちょっと考えてみようと思います。

・・・・

ところで、よっこちゃんに干物女のことを話したところ、

「アジの干物はおいしいじゃない!

よっこさんは、かつをぶし女ってところかね。へっへっへっへ」


・・・と。なんだかよくわからない含み笑いを。


ホントに意味が分かりませんでした


手紙

2006年12月01日 | 作品の感想
きょうは有給をとっていたのでのんびりしていました。今年はインフルエンザと腰のリハビリで大量に有給を使ってしまったので、「事前承認」で「予定なし」の休みはホントに久しぶりです。
よっこさんもたまたま休みだったので、二人で映画「手紙」を見に行きました。
毎月1日はファーストデイ割引がありますからね。
原作者の東野圭吾さんのミステリーはずいぶん読んだけど、こういうドラマチックな作品は一作も読んでいなかったのです。「秘密」ですら、テレビ放映時に見たくらい。(「秘密」の広末涼子はけっこうスキだった)よっこさんは毎日新聞連載時に、読んでいたので内容を知っている状態で見たようです。


「手紙」の感想・・・以下ネタバレあり

久しぶりに「いきなり面白い」映画でした。導入に30分くらい映画って苦手なんですよねー。その30分で眠くなっちゃう。今回は、「弟の進学のために強盗殺人を犯した兄(玉山鉄二)」「兄の事件のせいで人生がうまくいかなくなってしまった弟(山田孝之)」と興味深いけどすごくシンプルな設定だったので、最初からグイグイ引きこまれていきました。兄のせいで、人と深くかかわることを恐れたり、夢(お笑い芸人・原作ではバンドマンだったらしい)を諦めたり、恋が破局になったり、人事異動で倉庫に配置されたり・・・、と、事件をきっかけに主人公の人生が暗転していきます。主題である「手紙」がいろいろなところに織り込まれていて、それがもうぐっときます。兄と弟でかわす手紙、由美子(主人公に片思いする女性・沢尻エリカ)と兄、由美子とケーズデンキ(主人公が最終的に勤めた企業)会長の手紙、兄から被害者家族への手紙・・・。ケーズデンキ会長からの「犯罪者は、その犯罪だけが罪なのではなくて、罪によってもたらす家族への苦しみも罪だと思って背負わなければならない」というセリフが印象的でした。その言葉をきっかけに、弟は兄との縁を一切断ち切ろうとするのですが。。。そこから感動のエンディングにつながります。泣けました。



費用対効果でいったら、1000円のモトはカンペキに取り返せましたよー。
最近季節に1回くらいしか映画館に足を運べていないので、やっぱり月に1回くらいは行きたいな~としみじみ。本もそうだけど、「アタリ」にめぐり合うとしばらくそのメディアばっかりの毎日が始まります。映画も次の面白いの探したいな~。



そして、よっこさんですが・・・

「こんな平日に、映画館が混雑してるなんてさ、優雅なもんだよね。よっこさんは仕事の休みを縫って来てるっていうのにさ。

ここにいる人みんな働いたほうがいいと思う。ヒマなんだから

と、トイレ全体に響く声で仰っていました。


いや、私まったく同じことを思っていたんですけどねー、なかなか口に出せないですよ。貧乏人根性丸出しになっちゃうじゃないですか。
すごいよよっこさん。