祖父母が結婚して買い揃えたと言う古い有田焼の食器。13種類で
40組と聞いている。全部は勿論残っていないが、まだまだそれなりにある。
昔は冠婚葬祭を全て家でしていたので、大抵揃えていたのだろう。
私が中学生か高校生までは、家で色々お客をしていたので、まだ
この食器類は使っていた。懐かしいなぁ!!
写真には5種類だけを並べてみた。
他にはお祝い用と不祝儀用の脚付きお膳。葬儀用の黒漆塗りの御霊具膳は
公民館で葬儀のおときをしていた頃に公民館に寄付したが、今では葬儀は
葬祭場が殆どなので、公民館の押入れの奥に眠っているだろう。
食器類を老人施設に寄付したと言う人の話も聞いたので、当たって
貰うことにした。却って、この古い模様を懐かしむ高齢者の方も
いるかもしれない。
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祖父の話では、生産者の人がリヤカーに積んで売り歩いて、最後に
ここに来たらしい。50組欲しかったが、残りは40組だったらしい。
それを全部買ったので、有田の人は大層喜んだそうだ。
末っ子の母が生きていれば、93才なので100年位昔の話だ。
爺ちゃん、婆ちゃん、良いよね。みんなの役に立つなら良いよね。
食器に色々な思い出を有難う!!と言いたい。記念に1組は残して
置こうかな?あっ!これが何でも溜め込む悪い癖。