すぐ近所のアスパラガスの実が真っ赤になった。アスパラの赤い実は、まったくきれいな赤で心が打たれる。
小鳥たちも大好きな赤い実とみえて、ついばんだ実は、我が家の庭にもこぼして、苗を植えていないのに、あちこちに生えて、おいしいアスパラをいただいている。
田んぼのふちを歩いていたら、紅が美しいベニバナサワギキョウが生えていた。切り取りたい衝動に駆られたが、だれか育てているのかもしれないと思い、そのままにした。キキョウ科ミゾカクシ属。こんなきれいな花がどうしてここにあるのだろう?
今年は台風もなく、きれいに色づいたフォックスフェース。カナリアナスともいう。形がおもしろいことからいろいろと別名があるようだ。キツネナス、キリンナス、ツノナス(つのなす、角なす)、ニップルフルーツとも呼ばれたりする。入善町笹原で撮影。
知床で咲くハマナシの花を見つけた。赤い果実の時期に咲き遅れのハマナシの花。「浜で咲く梨の花…」からハマナシが本来の名前と故 柳 宗民先生の「日本の花」で述べている。芦崎のハマナスと変わりはないが、オロンコ岩で自生を見てうれしくなった。
黒部川河川敷で、ヤエムグラの写真を撮っていたら、白花のツユクサがひっそりと咲いていた。白花ツユクサを見るのは初めて。興奮して写真を撮りまくったが、結果は同じような写真ばかり。後日あらためて撮り直しだ。標本材料は確保したが、何かが欠けてしまう。それでも花リレーにアップした。
アカバナユウゲショウ(赤花夕化粧)という雅な(みやび)な名前を持ったアカバナ科の花である。
日本に帰化したマツヨイグサ属のうち、マツヨイグサ、オオマツヨイグサ、コマツヨイグサ、メマツヨイグサ、アカバナユウゲショウ、ヒルザキツキミソウの6種類が日本の野原に定着しており、通常、マツヨイグサ類は夕方に咲き、朝日を浴びるとしぼんでしまうが、ヒルザキツキミソウは昼にも咲き、アカバナユウゲショウも比較的昼間でも咲いているのが見られる。
今日の撮影は、11:49 である。朝から雨降りだったのでこの時間でも花が開いているのかもしれない。