Harumichi Yuasa's Blog

明治大学専門職大学院ガバナンス研究科(公共政策大学院)教授・湯淺墾道のウェブサイトです

クリスマス・ディナー

2012年12月25日 | 食事
この数年、クリスマスは自宅で過ごすことが多かったが、昨夜は急に思い立って、たまには外のお店でクリスマスディナーにしようということになった。
遠くまで行くのも面倒だし、自宅から歩いて10分もかからない「ビストロ モラトゥール」に電話をしたところ、予約で一杯。カウンター席ならば空いているということで、カウンターを予約した。
カウンター席の前はオープンキッチンになっているので、満席の客に料理を供するためにキッチンの中で休み無く作業している様子を見ることができた。



当日のメインの魚は、オマール海老。
大きなオマール海老を次々に茹で上げていくのも壮観だったが、オーブンで焼く様子をカウンターから見ていると、オーブンに何度も入れたり出したりしている。入れっぱなしにしていると固くなってしまうので、熱を加えてはオーブンから出し、余熱でじんわりと焼くようにするのを繰り返すのだそうだ。

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昨日の「情報セキュリティ特別講義」

2012年12月13日 | 情報法
昨日の情報セキュリティ大学院大学「情報セキュリティ特別講義」の講師は、ドミニク・チェン氏にお願いした。
ドミニク・チェン氏はクリエイティブ・コモンズ・ジャパンの理事、株式会社デヴィジュアル共同設立者・取締役など、非常に幅広い活動をされている。

昨日は、ちょうど記念すべきタイミングで講義をしていただいた。クリエイティブ・コモンズが立ち上がったのが2002年12月なので、今月は、クリエイティブ・コモンズの10周年なのだそうである。

それで思い出したことがあった。レッシグの『CODE』の書評を日本評論社の法学セミナーに掲載していただいたのが2001年で、『コモンズ』の書評を掲載していただいたのは2003年だったので、あれからざっと10年がたったわけである。
いま自分の『コモンズ』の書評を読み返してみると、『CODE』に引きずられてしまって、コモンズの理念をよく理解しておらず、何ともお恥ずかしい限りである。また、翻訳の誤りをかなり強い口調で指摘している。これも若気の至りであろう。
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電子図書館サービスにおける図書館連携

2012年12月08日 | 情報法
昨日は、札幌市で電子図書館サービスにおける図書館連携研究会に出席した。

電子書籍の取り扱いは、公立図書館でもいろいろな問題を生んでいる。最大のものは、電子書籍の貸し出しに関する著作権法上の問題である。しかし、それをひとまず措くとしても、電子書籍を蔵書(自治体の財産)とみなすことができるか、買い切りではなく月額・年額制のライセンスになっているものをどのように費目として計上するか、等の問題がある。
さらに、サーバにアクセスして閲覧する型の電子書籍を導入しようとする場合、既存の図書館の情報システムにどのように組み込むかという問題がある。多くの公立図書館は、それぞれ独自の貸し出しや蔵書管理等の手順があるため、図書館用のシステムをカスタマイズして用いている。このシステムの中に電子書籍の閲覧や貸し出しの機能を追加するためには、かなりのシステム改修費用を必要とする。かといって、電子書籍の管理だめのために新たなシステムを導入したり、既存のシステムと併用したりすることは不効率である。
一方、公立図書館が所蔵している行政資料や郷土資料については、各図書館で電子化をすすめる動きが見られる。「市政便り」等の広報誌や「○○市何十周年」の類の資料は、散逸しやすく、行政においても1部しか残っていなかったり、傷みやすかったりするために、貸し出しをすることができないという問題がある。しかし、電子化すればそのような問題の多くは解決できる。
ただ、このような資料については、電子書籍という体裁を取る必要は無く、単純にPDFファイルにして、それをホームページに公開すればそれで済むでは無いかという意見もあるようである。
さらに難しいのは、電子書籍の相互貸借をどのように行うかという点である。公立図書館では近隣の自治体の公立図書館との間で蔵書の相互貸借を行うことによって、蔵書不足を補おうとしている場合がある。このような相互貸借は、手続も複雑であり、公立図書館にとっては悩みの種にもなっているらしい。また、大学図書館間の相互貸借とは異なり、公立図書館における相互貸借は、かならずしも利用者から送料などを実費を徴収するとは限らないらしく、相互貸借が活発になると図書館の予算を圧迫するという問題もあるようだ。
その点で、電子書籍の相互貸借が実現すれば、送料などの問題はかなり解消することが期待される。
しかし、電子書籍の相互貸借は、利用者に直接近隣図書館の情報システムにアクセスしてもらうのか、コンテンツを一度先方の自治体の図書館から収受しそれにアクセスしてもらうのか、相互貸借を行っている図書館で共通のシステムを構築するか、等のさまざまな態様が考えられる。各公立図書館は、それぞれF社、N社、H社、M社等の図書館情報システムを導入している場合が多い。換言すれば、かなりベンダーにロックインされている。これらの異なる企業製の情報システム間で連携機能を実現することは、想像以上の困難が伴う。さらに
自治体全体で一つの情報システムを利用し、その中の一部の機能として図書館情報系が組み込まれている場合もあり、このような場合には図書館だけの判断で連携を実現することはできない。

いずれにしても、これからの司書職には、情報システムに関する知識が必須であるという思いを強くした。
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情報ネットワーク法学会2012年度研究大会

2012年12月02日 | 情報法
12月1日、情報ネットワーク法学会2012年度研究大会が開催されました。

今年度の研究大会は私が実行委員長となり、実行委員の先生方にご協力いただきながら、準備を進めてきました。
当日、私自身も分科会5「自治体情報の管理と発信」で、「自治体における個人情報保護の課題」と題する報告を行いました。
報告資料は下記からダウンロードできます。
http://home.att.ne.jp/omega/yuasa/documents/inlaw2012.pdf

その後の懇親会で、林紘一郎先生に、情報ネットワーク法学会フェロー就任のスピーチをしていただきました。





ところで、今期をもって2期4年務めさせていただいた情報ネットワーク法学会理事を退任しました。
私自身、この学会に育てていただいたと思っていますが、理事として心がけたのは、若手会員を増やすことと理事の若返りでした。新理事の平均年齢は、他の学会の役員と比較すると非常に若いのではないかと思います。

ところで、大会実行委員長として頭を悩ましたことの一つは、実行委員会を開く際にお出しするお弁当でした。当学会の実行委員会のメンバーの皆さんは、各種委員会の委員などを多数歴任されている方も多く、お弁当の舌が肥えている方が少なくないのです。

下の写真は、学会当日の理事会にお出ししたもの。茶巾寿司で有名な京樽のお弁当で、ネットショップでは配達もしてくれます。



下の2枚は、実行委員会でお出ししたもので、どちらも崎陽軒製。






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