柳美里の今日のできごと

福島県南相馬市小高区で、
「フルハウス」「Rain Theatre」を営む
小説家・柳美里の動揺する確信の日々

17年ぶりの再会

2014年12月28日 22時27分10秒 | 日記
渋谷で旧友と再会しました。
元NHKプロデューサーの加藤邦英さんです。

加藤さんは1947年生まれ、高校を卒業するまで福島市で暮らしていました。

『冬のソナタ』『チャングムの誓い』の仕掛け人で、韓流ブームを牽引したひとです。
主な作品に、音楽ファンタジー『KURO ZUKA』(ルーマニア・ゴールデンアンテナ賞金賞受賞93年)、土曜ドラマ『ゼロの焦点』、『やらまいか』(ギャラクシー賞受賞95年)、名古屋局70周年記念事業『一人芝居の演劇祭』(95年)。ドキュメンタリーETV特集『アンジェイ・ワイダ 祖国ポーランドを撮りつづけた男』(ATP賞グランプリ受賞08年)などがあります。

懐かしいな、懐かしいですね、と演劇時代の昔話をしつつ赤ワインを呑み、すっかり酔っぱらってしまいました。

アンジェイ・ワイダ監督とのエピソードが、面白かった。
いっしょにポーランドに行きたいです。

「ゆう、やっぱり、運と縁だぞ」

加藤さん、わたしもそう思います。

また、呑みましょう。

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文七元結

2014年12月28日 22時08分51秒 | 日記
昨日は、神奈川芸術劇場で行われた「立川談春 三十周年記念落語会」に行った。

「夢金」と「文七元結」。

「夢金」では、「針一本落としたって聴こえる」ような静けさが聴こえ、「数千数万の白い虫が一斉に襲いかかってくる」ような吹雪が見えた。

10年前に談春落語としては完成していた「文七元結」は――、談春さんが最後に「満足はしていません」「これは、落語じゃないよな」と言わなければならないほど、崩していた。
ひとり娘を五十両の借金の形にとられた長兵衛と、店から預かった五十両を落として死のうとしている文七が、年の瀬の吾妻橋で出会う。もう死ぬしかない、死んじゃだめだ、と言い合う場面が、これでもかというほど続く。ここまで腰を据えて説得を試みるんだったら、自分の長屋に連れていくんじゃないか、というほどの勢いだったので、噺の運びがどうなるのか、どこへ行くのか、固唾を呑んでいた。

立川談春という落語家の苦闘に向き合って1時間半。

噺としては破れていたけれど、破れ目から、文七とお久の顔が見えた。

文七が死のうとしたのは、大金を失くしたからではなく、そのことを相談する相手が誰もいなかったからなのだな、と思った。

談春さん、終演後に楽屋にご挨拶に行こう、と思っていたのですが、談春さんは、いま、ひとに会いたくない心境かもしれない、と想い、そのまま失礼しました。

また、聴きに行きます。

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高校受験直前

2014年12月28日 09時37分27秒 | 日記
この間の神奈川県の全県模試で、数学が100点だったランヤ本部長。

一応わたしの息子なんですが、国語は大の苦手です。
完全な理系です。


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