暘州通信

日本の山車

●901 岐阜県総務部長の死とは?

2006年11月14日 | 行政・司法問題
●901 岐阜県総務部長の死とは?
岐阜県総務部長だった河野定氏が逝去された。
某氏に次をコメントした。
「今朝のニュースに驚いています。
おそらく朝、家を出るときには、その日に命を絶つ思いはなく、その日に県庁でおきた事柄と、屈辱的な排他的人事に鍵がありそうです。追い詰められていたのは確か。家族にお別れもなく冥府に旅立たれた無念の声が聞こえてくるようです」。
某氏には異論があるようだが、次第に明らかになってくる報道をみても、まさに痛恨の思い。私の思いは変わらない。
このことで多くの人からコメントがあった。
もとより外部の人間に事実がわかろうはずはないのだが、その後の報道や伝えられる事実を考慮するとつぎのように整理されるのではないだろうか?
①自殺にいたった原因
古田岐阜県知事が「わからない」といっているのだから原因は不明なのだろう。
②沈着冷静で信頼できる人物。部下の信望も厚いひとだった。
生前の人柄を伝える悼句には、死者を鞭打つような乱暴な言葉は見られない。
③当日までその死を予感させるような様相はなかった。ただ、裏金が表面化し調査チームの一員となってからは沈んだ様子がみられ、口数も減っていた。しかし、調査委員からはずれてからは平素の明るさが戻っていた。

報道事実から状況を分析してみると、
①10日に外郭団体への出向がきまり、本庁を離れることになっていた。
②本人がこの人事を左遷とうけとめていたようだ。「切腹のまねごと」までしていた。経験豊富で有能な50台の職員が出向させられたらまず復帰はありえない。
③12日は日曜日で、休日だが、この日朝10時ころ出勤して、死の前まで執務していたと推定される。身辺整理にかかっていたようだが、その時間何をしていたかは謎である。④この日の自殺を家族はまったく知らなかったようだ。親族の中にも「まったく思い当たらない」と述べているものがいる。
⑤岐阜県庁の総務部長執務室での自殺は尋常ではない。以後職員らはこの部屋に出入りするのを嫌がり使えなくなる。
⑥追い詰められていたのが私的な追求だったなら、自殺の場所は自宅ということになろう。
⑦県庁での自殺というのはあまりに異常だ。これは【抗議の憤死】と考えられないか?
⑧「メモが残されていた」と報道されているが、その後の報道をみると、封書だったという。内容が公開されていないことはいろいろ憶測を招んでいる。
⑨総務部長室執務室まえには焼香台がおかれ、廊下に線香のかおりがたちこめている。と報道されている。
⑩岐阜県総務部長だった河野定氏の終焉の場所となった県庁執務室はまさに墓所の様相である。その印象は岐阜県の不正とあいまってながく尾を引くことになろう。
⑫武士にとって切腹は名誉の死だ。濡れ衣を着せられた怨念による死だったといえないか?
⑬河野定氏は組織の人間として裏金の存在は早い時期から知っていただろう。しかし自らは潔白だったと推定する。
⑭岐阜県知事は河野氏の鎮魂と無言の抗議にたいし、不正の道筋を明らかにし、きちんと解明する責任が課せられたといえる。梶原拓前知事による不正の隠蔽が招いた犠牲者だと思う。【すまじきものは宮づかえ】河野氏の自嘲の声が聞こえてきそうだ。



日記ブログ・ランキングに参加しています。

  日記@BlogRanking



最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
2chレスのコピー (corona)
2007-01-28 20:39:05
http://news22.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1169518794/1-100
(過去ログ倉庫に入り読めませんが、レス81,82のコピーです:2007.01.27投稿されたもの、無断転載)
>レス81
もう天下り役人は要らない。

 去る11月12日、総務部長から外郭団体に去る異動の前日の日曜日、県庁に出勤した河野定氏は、総務部長室にて、首を吊り自ら命を断ってしまった。我々県職員に最も人望の厚かった人だけに、県庁内に強烈な衝撃が走り抜けた。
その後、悲しみの1ヶ月を経て、なぜ河野さんがわざわざ職場に来て、自分の部屋を選び、尊い命まで投げ出して抗議しなければならなかったのか、その真相は、同僚、後輩のすべてが知ることとなった。
  去る7月5日、県議会一般質問初日に、県幹部T部長がかねてから相談していた地元紙・岐阜新聞が「裏金問題」を公表した後、河野さんは、この問題の調査チームのサブ・リーダーとして、県職員に「悪いようにしないから事実を正直に話しなさい」と呼びかけて来た。しかし、その後、なぜか地元職員の唯一最大の擁護者である河野さんが、チームから外され、容赦ない厳しい処分が始まった。事情を知らない職員から河野さんに多くの苦情が寄せられた。河野さんは、「職員を騙したことになってしまった」と悩み苦しんでいた。

 又、総務部長の仕事の要である予算、人事、県議会答弁いずれも蚊帳の外に置かれてしまった。重要事に発言権を封じられた屈辱は計り知れないものがある。正に職場の「いじめ」の典型である。頻発している学校での「いじめ」と共通する悪質なものである。
このほか、幹部会議で唯一正論を述べ知事に物申していたN部長は左遷され懲戒免職処分にされている。地元法曹界では、法に基づく「行政処分」でなく、感情的見せしめの「政治処分」だといわれている。さらに、大量の職員の処分で人気取りをしているようだが、本来個人責任を問うべきところ、「組織責任」という法廷外の概念を「発明」し、関係者の有無、責任にかかわらず、一律に管理職というだけで「減給処分」などを強行している。
>レス82
 こうした血も涙もない仕打に抗議して、河野さんは命を懸けた
死の「メッセージ」を叩きつけたたともいえよう。
 その元凶は古田肇知事ではあるが、その補佐役の原正之副知事の責任は重大である。地方公務員の制度や実態に無知な知事を正しく誘導すべき立場にありながら。法を侵してまで知事に盲従し、また河野さんの直接の上司として「いじめ」の共犯となっている。許せない。
 原副知事は一刻も早く東京に追い払うべきである。後釜に天下りの役人は要らない。もうこりごりだ。これが我々地元職員
共通の思いである。

平成18年12月  岐阜県職員有志グループ

追記
 昨年末、懲戒免職処分を受けて不服申し出中の職員の父親が自殺、これでこ度の犠牲者は、自殺5名、同未遂1名(植物人間となってしまった)で計6名となった。
 今回自殺した方は、「不服申立てを取り下げないと息子は警察に逮捕される」と脅かされたようである。背後関係があるのでは、と噂されている。

コピーは以上であるが、2chの投稿者は主観的、一方的主張の文面であるが、現職の不満を代弁している感があるのでコピー紹介した次第。

「覆水盆に返らず」で、現職はこんな愚痴をこぼさずに、県民の為に襟を正して、汗を流して、、、と言いたい。

一部で批判される現知事や副知事は、苦難に耐え県庁改革に勇敢に取組んでほしい。世間はチャンと見ている。

コメントを投稿