備忘録として

タイトルのまま

Jersey Boys

2014-11-21 00:13:13 | 映画

ポスターはIMDb

You're just too good to be true  Can't take my eyes off of you
You'd be like heaven to touch  I wanna hold you so much

(中略)

I love you baby  And if it's quite all right
I need you baby  To warm the lonely night
I love you baby  Trust in me when I say

Oh, baby baby  Don't bring me down, I pray
Oh pretty baby  Now that I found you, stay
Let me love you, baby  Let me love you, baby

You're just too good to be true  Can't take my eyes off of you
You'd be like heaven to touch  And I wanna hold so much

     *Youtube (https://www.youtube.com/watch?v=PzpWKAGvGdA&index=6&list=RDHC7u5MMKyFgTs) 

1967年にフランキー・バリが歌った"Can't take my eyes off you"(日本語題名は”君の瞳に恋してる”)の歌詞である。直訳すると”君から目が離せない”や”君を見つめずにいられない”ということになる。歌詞の”Too good to be true”は、”話がうますぎる”ときに使う慣用句で、Kopi Luwakの回に出てきた。映画では”夢のように美しすぎる”と訳し、あるウェブサイトでは、”あなたのような人がいるなんて夢のよう”と訳していた。

フランキー・バリとフォーシーズンズのことを映画化した「Jersey Boys」2014は、クリント・イーストウッドの監督である。出演:ジョン・ロイド・ヤング(フランキー・バリ)、ヴィンセント・ピアッツァ(トミー・デビート)、エリック・バーゲン(ボブ・ゴーディオ)、マイケル・ロメンダ(ニック・マシー) The Four Seasonsの出世曲である”Sherry”や上の”Can't take my eyes off ”など後年何度もカバーされたOldiesが聞けて楽しかった。ハリウッド映画「Dream Girls」や「Sparkle」など他の出世物語同様に、グループの内輪もめや家族の崩壊などが描かれ話のテンポが良く、最後はボリウッド映画のように出演者全員が、”December, 1963 (Oh What a Night)”を歌い踊る。イーストウッド監督はミュージカルでも非凡だった。★★★★☆

「Dawn of the Planet of the Apes、邦題:猿の惑星ライジング」2014、監督:マット・リーブズ、出演:アンディー・サーキス(シーザー)、ジェイソン・クラーク、ゲイリー・オールドマン、前作の「猿の惑星・創世記」は飼い主に愛情を感じながら種のリーダーとして人間から離れていくシーザーの内面を描き出していてとても面白かった。今回は、人間にどう対峙するかで意見の分かれた部下に裏切られるシーザーを描くが、猿との共生を目指す人間との関係や息子の離反と復帰が少し安直だったため、リーダーとしてのシーザーの行動に前作ほどの必然性と説得力を感じなかった。最後の戦闘場面が暗くてセットも小さく、前作のGolden Bridgeを舞台にした戦いのような躍動感や解放感がなかった。★★★☆☆

「Edge of Tomorrow 邦題:All You Need is Kill」2014、監督:ダグ・リーマン、出演:トム・クルーズ、エミリー・ブラント、邦題が英語なのは、英語タイトルの日本のノベルを映画化したからである。人類を破滅から救うには主人公を殺して時間をリセットしなければならないから、確かに”All you need is to kill him”なのだが、それでは味気なさすぎる。人類が明日を迎えるための戦いとしては、”Edge of Tomorrow”に軍配を上げる。エイリアンからの攻撃を受ける人類の未来は、エイリアンとの接触で過去に戻る再生能力を得たトム・クルーズの反撃にかかっていた。エイリアンをやっつけることに失敗するたびに自ら死んで過去に戻り、正しい戦い方に修正していくという話だが、ドラクエやファイナルファンタジーに夢中になっていたとき、強いモンスターにやっつけられる度にリセットボタンを押して同じことををやっていた。人生はそういう訳にはいかないので、このまま突っ走り玉砕するのみである。この映画のマッチョなエミリー・ブラント(「Arther Newman」、「Looper」、「The adjustment Bureau」、ガリバー旅行記」)を初めてカッコイイと思ったので星をひとつおまけして、★★★☆☆

「Chef」2014、監督:ジョン・ファブリュー、出演:ジョン・ファブリュー(父)、エムジェイ・アンソニー(息子)、店のオーナーと作る料理で対立し首になったシェフが古いキッチンカーでアメリカを横断しながら自分の好きな料理を提供する。離婚した妻に養われる息子が旅に同行することになり、その息子が得意のネットで料理を紹介すると行く先々で彼の料理は大評判を呼び、家族のきずなを取り戻す。贅沢にもロバート・ダウニー・Jrとスカーレット・ヨハンセンとダスティン・ホフマンがチョイ役で出ていた。料理に対する信念を貫きとおしたシェフを嘉して、★★★☆☆

「Transformer:Age of Extinction」2014、トランスフォーマーシリーズを一度も見たことがないのでなぜ彼らが追われているのかがわからなかった。採点する権利はないかもしれないし、このシリーズに思い入れのある人には申し訳ないが、星ゼロ。

「六月燈の三姉妹」2013、監督:佐々部清、出演:吹石一恵、吉田羊、徳永えり、津田寛治、市毛良枝、西田聖志郎、鹿児島市の和菓子屋を舞台に三姉妹、親子、夫婦の関係を描く。離婚するつもりで郷里に帰ってきた二女を東京から夫が追いかけてくる。映画の宣伝文句は、”和菓子屋の再生に奮闘する三姉妹を描くーーー笑いと涙のハートフルコメディー”とあったが、映画の主題は二女と夫がどのように寄りを戻すかで、和菓子屋再建に奮闘しているようには思えなかったし、笑いも涙するような場面もなかった。離婚や浮気や不倫がオンパレードであるにも関わらず映画がなぜかほのぼのとしていたのは、二女の夫の愚直な誠実さと町内会長の井上順ら気のいいご近所さんによるものだろう。六月燈というお祭りで少し年増の美人三姉妹が歌うキャンディーズ(微笑み返しだったと思うけど忘れた)を親でもないのに気恥ずかしく思った。歳の所為か。★★☆☆☆


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